邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

ワラエバ

悲しみの果てに到達する前に
あの遠き夢で見た丘に邁進し
上り坂でも問わずただ歩いてく
ひたすらに歩みは後退なく前進で

稀にでも取れない休み 溜まっていく疲労
とは言え好きなことは適当にできなくて
背後が気になれば歩みは止まるから
ここなら超えられる いつだってそう考えている

愛捨てないで 悲しい絵にも
救える位の足跡を残して
バツの悪そうな どの目にも
隠せないでいる慈しみがあり

愛も捨てれば崩れていく
胸がざわつくなら挑まないで
毎晩寝る前に笑えば
いつもと変わらぬままの希望

名前に囚われないで 価値あるものは
きっと目の前で既に誰かを待っている
風光明媚な場所のみ目にする人も
見せないでいる影が二個くらいあるでしょう

いつまで突っ立ってんの?
立ち止まったら生きる証明も
できないからこうしてもがくしかない
自力で這い上がっていくしかない

愛捨てないで 悲しい絵にも
救える位の足跡を残して
バツの悪そうな どの目にも
隠せないでいる慈しみがあり

愛も捨てれば崩れていく
胸がざわつくなら挑まないで
毎晩寝る前に笑えば
いつもと変わらぬままの希望がある

20191021 「宇崎ちゃんは遊びたい」×献血コラボキャンペーンについて

先日から、ツイッターのタイムライン上に「不適切な献血ポスター」を巡ってのツイートが流れていました。

何が起きているのかよくわからなかったのですが、調べてみると以下のようなことが起きているようです。

日本赤十字社は、「宇崎ちゃんは遊びたい!」という漫画と献血コラボキャンペーンを実施し、これに関するポスターの掲示やグッズの作成を行っている。

②「宇崎ちゃんは遊びたい!」は、Twitter上に掲載されていたショート漫画から始まり、後にニコニコ静画上のウェブコミック配信サイト『ドラドラドラゴンエイジ』で連載が行われ、単行本化に至っている作品である。

③Unseen Japanというツイッターアカウントが、”I admire the work the Red Cross does, which is why I’m disappointed that @JRCS_PR in Japan would run a campaign using the over-sexualized Uzaki-chan”(赤十字の功績は称賛するが、 過度に性的な宇崎ちゃんを用いたキャンペーンを行っている日本赤十字社には失望した)とツイート。 

 

④そのツイートを引用しつつ「本当に無神経だと思います。なんであえてこういうイラストなのか、もう麻痺してるんでしょうけど公共空間で環境型セクハラしてるようなものですよ」と述べた弁護士太田啓子さんという方のツイートが話題になる。

 

と、いうことです。

 

そして、そのイラストがこちら。

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神奈川県赤十字血液センターウェブサイトよりお借りしました

このイラストがセクハラかどうか、という議論についてですが、私は「今はこういう漫画が流行ってるんだな」と思ったくらいで、性的な感情は特には抱きませんでした。

これが、太田氏の述べるところの「麻痺」ということでしょうか…。

 

個人的には、性的かどうかというのは、単純な尺度で言えば、露出の度合いや性行為を想起させるか否か、という点が関わってくるものと思っています。

今回は、その性的さを測る尺度として胸部の強調度合が論点となっているようですが、「体のパーツの描き方」を嫌い始めてしまうと、ほとんどがセクハラだと言われかねない気がします。

例えば、モテる男性主人公は足が長く描かれていたり、イケメン扱いされるキャラクターは総じて鼻が高いこともセクハラにあたるのでしょうか。

この問に対し、「足や鼻は性的ではない。胸部だからダメなのだ」と反論をされるのであれば、その反論は、単に「私は、日常から胸が大きい女性を性的な目で見ています」というカミングアウトにしか聞こえません。

 

胸部の協調を問題視する流れで論ずれば、世界の累計発行部数が4億5000万部を突破した漫画『ONE PIECE』のナミも、1967年以降愛され続けている『ルパン三世』の峰不二子も批判の対象となるのでしょう。

この指摘に対し、「ナミや峰不二子はいい。宇崎ちゃんだからダメなのだ」と反論されるのであれば、それは単に「宇崎ちゃんは絵のタッチが自分の趣味には合わない」だとか「宇崎ちゃんは自分の触れたことのない画風だ」というだけであり、前者と後者を区別する理由にはならないものだろうと思っています。

 

私自身「宇崎ちゃんは遊びたい!」という作品自体を今回の話題で初めて知ったくらいの者であり、必死に擁護するつもりはありません。

さらに、表現の善し悪しは明確な線引きができるものではなく、受け手の印象によるものであることも承知はしているつもりです。

(表現の不自由展の展示内容は、明確な「悪し」であると断言しますが)

 

それでもなお、今回のキャンペーンへの批判は私には理解ができないところがある、と思った次第です。

20191016 シングル曲とかアルバム曲とか

胸を張って言えるレベルではありませんが、細々と音楽制作を進めている私。

その進め方として、アルバム(ミニアルバム、EP)という「楽曲の集合体」の完成を以て一つの区切りとしています。

2018年を例にとると、それまで制作した6曲を、「多分、これが真実」というEPとして括り、ジャケットや歌詞カードまで作り上げたところで「完成」としました。

その制作過程においては、一曲一曲の個性が少しでも活きるように、そして一枚の作品として通して聴いた時に少しでも飽きないよう曲順にも拘る等して、そのトータルバランスを重要視してきたつもりです。

 

しかし、近年の音楽事情を象徴する話題が、次の記事で取り上げられていました。

 

www.sponichi.co.jp

 

リンクが切れた時のためにこの記事を要約すると、B'zの楽曲「兵、走る」(21st Album「NEW LOVE」収録、2019年6月配信開始)について、「iTunes」で主に50~100位台を推移していたが、ラグビーW杯の盛り上がりとともに同曲だけをダウンロードする人が急増し、同年10月7日には3位となった、というもの。

この「兵、走る」はシングルではないため、従来の発想であればアルバム「NEW LOVE」を購入しないと聴けなかった一曲だったはずです。

しかし、配信によりアルバム曲も一曲ずつ購入できるこの時代においては、聴きたい曲だけをダウンロードすることも当然可能となります。

 

つまり、アルバムのトータルバランスを考える文化、そしてシングルという立ち位置そのものの意義がかなり希薄化していると言えるでしょう。

 

このように考えると、「自分の作った複数の楽曲を、自分が思い描いた曲順通りに並べ、自分の理想とする世界観を聴衆に伝える方法」は、もはやライブに足を運んでもらうことでしか実現できなくなっているのかもしれません。

 

music.apple.com

20191011 矢印って難しい

先日、新しいテープを使おうとしたのですが、まんまと引っかかってしまいました。

 

このテープ。

 

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表示されている矢印の方向(左から右)へめくろうとしたのですが、うまくめくれず。

 

 

 

正解はこうでした。

 

 

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「この方向にめくりましょう」ではなく、「ここからめくれますよ」の矢印だったわけですね。
(「当たり前だ!」と思われる方が多くいらっしゃるかもしれませんが…)

 

小さなスペースで、最小限の案内で万人に判る説明を行うのはとても難しいようです。
(「判らないのはお前だけだ!」と思われる方が多くいらっしゃるかもしれませんが…)

20191009 macOS Catalinaの移行は要注意

ミーハーな私は、iPhoneiOS 13パブリックベータ版を使用していたのですが、そのときからiPhoneのミュージックアプリのアートワーク表示に不具合が発生していました。

「きっと、macOSiTunesと同期すると起きる不具合であって、macOS Catalinaを入れれば直るだろう」…という勝手な思い込みで、本日macOS Catalinaへアップデートをしました。

 

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しかし、ここで思わぬ問題が発生。

Office 2011が起動できなくなってしまったのです。

Officeアプリのアイコンには×マークがつき、アプリの更新を求められてApp Storeへ誘導がなされますが、移動した先はOffice 365のインストール画面。

つまり、macOS Catalinaへアップデートしたことで、かつて購入したOffice 2011を自ら葬ってしまったのです。

 

MacでのOfficeの使用頻度が圧倒的に低い私。

そんな私が、本日、業務上でPowerpointを使おうという希少なタイミングだったのですが、その直前に開かずの扉にしてしまいました。

月額料金を払ってまでインストールする気にはなれず、ただただ後悔しております。

 

予めこちらのエントリーを読んでおくべきでした。

 

gori.me

 

macOS Catalinaにすると、Office 2011に限らず32bitのアプリはすべて使えなくなるそうです。

皆さま、くれぐれもご注意ください。

20191004 クロスメディアを考える

宮崎で「ワイドナショー」等を視聴していると目にするこのCM。

 

www.youtube.com

 

大変目を引きませんか? 最近、新作も公開されました。

宮崎県内で、「豊中ホットウーマン」を検索したことがある人も少なくないと思います。

 

しかし、検索をすると辿り着くのは意外にも普通のコーポレートサイト。

 

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私は、ここでブラウザを閉じてしまいました。

 

たった15秒のテレビCMで企業の魅力を伝えるには限界があります。

しかし、その制限のある媒体でこれだけインパクトのある発信ができるのであれば、その後の展開ももっと丁寧に作り込まないと勿体ない…。

偉そうな物言いで恐縮ですが、そう感じました。

 

豊中ホットウーマン」で検索すると、コーポレートサイトではなく特設サイトに遷移して、このCMの女性が「豊中ホット研究所」の事業内容を、このCMの世界観で紹介する…等、印象の連続感があれば良かったのではないでしょうか。

 

そうして、会社の事業内容がわかりやすく面白く伝わったり、若者の関心を引き付けて採用活動の一助となったりすれば、その時初めてこのテレビCMが成功したと言えるのはないかと思います。

 

 

…と言いつつ、私の勤務先はメディア展開に積極的ではないので、あまり強くは言えませんが…。

20191002 錦戸亮氏の独立について

2019年9月30日付での関ジャニ∞からの脱退及びジャニーズ事務所からの退所を発表した錦戸亮氏。

そして、その日が明けて2019年10月1日、錦戸氏が以下の媒体が立ち上げと共に、今後の情報をリリースしました。

 

【開設した媒体】

  • 公式サイト(宣材写真を含む)
  • YouTube(音源や映像を含む)
  • インスタグラム
  • ツイッター
  • Weibo

【設立した団体】

  • NFC(ファンクラブ)設立
  • NOMAD RECORDS(レーベル)設立

【今後の活動】

  • 2019年12月11日 第一弾アルバム「NOMAD」リリース
  • 2019年11月5日 全国ツアー「錦戸亮 LIVE TOUR 2019“NOMAD”」開催(全国5ヶ所11公演)

 

私はジャニーズアイドルに詳しくはないものの、ジャニーズを退所したメンバーが退所直後から(1分と間をおかずに)独立後の活動に関してプロモーションを行ったのは、異例の事態ではないかと勝手に思っております。

これまでジャニーズ事務所退所者は、テレビ出演の機会が著しく減るという現象がありました。(事務所によるテレビ局への圧力については、真偽のほどは定かではないですが)

有名人が有名人である証がテレビ出演によって示されていた時代においては、テレビ出演の減少はジャニーズ事務所退所に対する大きな代償だったでしょう。

しかし、これだけソーシャルメディアが発達した現代において、テレビに出演できないという状況はプロモーション上大きな問題ではなくなりました。

 

今回の錦戸氏のアクションは、テレビの時代が終わったことを明確に訴えたいという意図があったのではないでしょうか。

同時に、この一件によりジャニーズ事務所が築き上げてきた仕組み(影響力)が一気に崩壊する可能性もあります。

もっと自由に表現活動をしたいと思う所属アイドルにとって、錦戸氏の事例は退所を恐れなくてよいという励みになり得るからです。

以上を踏まえると、錦戸氏の一連の行動は時代の流れを象徴する、意味のあるものだったと思います。

 

ただ一つ気になるのは、大変用意周到な退所直後のこれらのプロモーションは、2019年9月3日に千秋楽を迎えた関ジャニ∞のツアー中(もしくはそれ以前)から着々と準備されていたのが明らかだということです。

関ジャニ∞のツアーは、心ここにあらずだったんだろうなぁ」と推察するのは私だけではないでしょう。

一般的な職業においても、一つの職場に身を置きながら転職先の面接試験を受けることはよくあります。ただ、その場合転職者の働きぶりを前職の人が目の当たりにすることはあまりありません。

錦戸氏の場合、表舞台に立ち「イメージ」を大切にしながら人の心を動かす仕事をしている以上、身のふり方一つで仕事上の顧客である「ファン」に与える印象が変わるという点では、今回の独立劇は一般的な転職と同じ状況とは言えないはずです。

ある意味ジャニーズ事務所への挑戦状とも捉えられかねない本件を思えば、渋谷すばる氏の退所時と違って、会見も開かれなければ本人からのメッセージもなかった今回の経緯にも納得がいきます。

 

合理的・効率的な行動は嫌いじゃないですし、ビジネス的に上手なタイミングでソロ活動を開始したことは十分理解しつつも、「立つ鳥跡を濁さず」とは見えない今回の独立劇に「それで良かったのかなぁ」と思ってしまう辺り、私は古い人間なのかもしれません。

 

話題性やネームバリューなど使えるものは貪欲に使いつつ、お世話になった事務所との縁を断ち切って漕ぎだした錦戸氏の新たな船出。

あまり関心はありませんが、今後の展開についてはチェックしていきたいと思っております。

 

www.ryonishikido.com