邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住の邦秋による言葉のギャラリー。自作詩・自作詞(歌詞)を中心に、その他、アイデアや雑感、気づきの備忘録。関心事:デザイン・教育・音楽・Eテレ・効率化・唐揚げ・kintone他

lyric(詞)

僕が眠りについた後は

椅子の上、ゆっくりと揺られて止まらない時計の針を眺める 憶えているはずのない揺り籠の寝心地を、なぜだろう思い出す 初めて綺麗な心を取り戻せたとき記憶を旅する映画が目の前に流れ始めて たった一粒の涙が全ての笑顔を濡らしていく癒えたつもりで気にも…

ふわふわ

線にならぬ点だけを描いて帰る星さえ無くしているコンパスの無い遊泳のような頼りない日々半無重力の中で足を掛ける場を探して 風波に身を任せた軌跡はのこの歯のように浮き沈んで見えない糸を紡ぐのは複雑で難解という事実だけはとても単純で簡単だけど そ…

深海の街を

グラスに 残る氷が 頬杖ついたらそれは長居した合図鍵を何処かに置き去りにして 華やぐ街を背に ひとり歩いていくのさ音も声も遠ざかって 手にした静けさ最初からあてもなかった透明な「帰る場所」へ 辿り着くまで深い海のような街をla di da 眠りについてし…

旗を振りかざせ

消えない朝日の日焼け水に投げたティッシュのように脆く消える約束包装はまだ偏ったまま 二度と共感し得ぬ英知計画通りの手順で境界線をはみ出す名前書き換えるため 近くにいるから逃げられぬ驕傲(きょうごう)と生馴(なまなれ)の中間汚れたインクと電波…

ラブラドール

歪な形のビーカーの中ガラス棒で混ぜてくれてないと寄り添うことのできない粒子が偶然生み出した極彩色 日常と非日常がぶつかり違和感だらけの一体感で針がどの方位も差さないまま進む様はまるで国際色 安定に楔刺す居心地の良い場所など捨てて撒き散らす 雪…

変わりたい、変わりたくない

遠慮もなしに放たれた あの言葉で幕が開いた 轍を全て蹴散らしていく 鳥が描いた輪も乱れて 在りもしない答探し 彷徨える虫になり 誘われた灯りのもとでまた迷えるよ 朝の前に迎えた昼に 雨が空へ帰っていく 青いランプが足音を停めて 赤色で動き始める 夢の…

もっと、大きな一つに

何も何処も誰も総ては「相手」がいないと孤独だ だから見えるものや見えないもので繋がりたいと思っている 場所は境界線引かれて それぞれで生まれるカルチャー 区切りの向こうに思い馳せ 言葉にならず弾む心 聴きたい音があるなら 感じたい香りがあるなら …

六時の冬空

愛想笑いで過ごした昨日は可哀想だそんな反省を笑ってる 感傷的に慰めてくる君も結局不干渉そうさ僕は「対岸の人」だね 抱えきれない想いを綴って折り畳んで君の知らない僕を脱いで開けたドアも 明日は閉じたくなって誰も気づかぬ新月になって 相性が合うそ…

多分、これが真実

翼に合わせて巣を造って力に見合った高さで飛べ光らぬ石を磨き続けるそれは至極不幸 「心が向かう方に行け」って勝手な足で背中を押された勇気で怪我をしたことはないかい 誰にも譲れない帯びた熱が見えない冷たい棘を浴びて心の風邪を引いたことはないかい …

21.4世紀

走り始めは正しく人の言う通り則り既に敷かれたレールの上をただ進ませていただけ 枝を増やし続け 実現できた妄想と構想十秒間目を離した綾取りなら網目が複雑化 毒を吐かないのは 時間(とき)に色を決めないからそんな平熱はこれからも続いていくのだろう…

滑走路

今までの僕の毎日はまるで海の暮らしで浮くことも沈むことも「今日の波」に任せていたいつからか光も届かぬ底に佇んでいたけれど水をかき 陽を浴びて 息を吹き返すんだ向かい風が吹く海でコンクリートを打った二度と揺られたり流されないようにこの希望の滑…

ロールプレイングミュージック

赤いランプ灯る部屋に 集うパーティはとっておきの魔法と武器 携えし仲間物語は始まったばかり 楽しい時間を駆け抜け最初に辿り着いた泉 ひとまず僕らの旅はここでセーブして次の出発の時にはこの勢いが殺されてないように色褪せないままで残っていて羽根を …

フェイド

真夏の黄昏 沈む太陽ほどゆっくりと 近づき辿りついた 唇は 潤い残したまま戸惑いも残さず離れていった 君だけがそっと寄り添えば尽きていた願いが目覚める夢でしか入れない部屋の壁を、ドアを、覚えている 天を仰いで雲すら見えないのに辺りは灰色 慰めなら…

孤高につき、光を生み、

いつまでも此処にいたい素足を波に晒して、僕は言う 月と直線を描く水面の光だけが目に映る 音以外は聞こえない そう、だから心の皮が溶けてく いつか数え切れない足跡を消して未来を感じて初めて目を開けて 弧を描いた向こうへ空を裂いたる方へ僕は 心は 魅…

雨が降らない空はない

ドアを開けて微睡みに逃げ込む光も眠っている夜中と朝の間に環状線に揺られ運ばれる暮らしも同じようにひたすら円を描いている「生きる意味を探す旅」なんて特別じゃない毎日を未来に思い出したら見えることビルの屋上に立ち 僕のいる街を見下ろしたら儚くて…

カラーアゲイン -ダイアナのトリアージは-

美味しいものを欲しがる癖追い始めたなら一直線置いてけぼりの自我を隠せず負い目を乗り越えて今覚醒 出逢わなければ後悔してたブロンドに輝く美しさを纏う衣は僕の心の自由すらもとりあげていった 静かになったあなたを見ればすくわない術は無い人々はファ…

相関図の外から

折角の羨望を台無しにする見識を隠したままで一人蜘蛛の巣のように広がる矢印 僕からは始まらないけど錯覚の展望台から見下ろす景色は格下だけのテリトリー曇り空の背中晒して 矢印必死に引きつけているね僕はずっとこのままでいたいけど 地図にもないような…

辿り着いた森

淡色 ヴェールのように緩く難しく蠢き立ち込めてる霧の最中ずっと灯りも持たず歩いてた 静かに誰にも言わずに何も知らないまま独り 気づけば森は深くなっている掴んだ糸さえ擦り抜けていく束ねたリボンはすぐ解けて足跡は明日の雨で消えるだから僕の中は確か…

光合成のうた

良くない話が心に棲みつきスイッチを押せば遠慮もなく増えてくから 見えない鎧になっていく時計が壊れるほど速く永い黒も宇宙に憧れるくらい重たく深い青も少し立ち止まって時間(とき)に取り残されてみるそして作り出す溜め息の白さで心を埋めて瞼閉じれば昔…

Dog'n'Doll Baby

砂のお城を蹴散らされて昨日までの空が曇ってく天気予報は大丈夫でも今日の晴れまで邪魔されぬようにHEY 可及的に速やかにシートへスライドしてHEY 論理的にあり得ぬスピードを澄ました顔で Don't look back, I have nothing to lose yeahDon't look back, y…

儚い明日を生きるため

どんな相手にも言わなきゃならんが聞かれない愛想笑い下手でも偽りない忠誠枯れないお終いへの招待 保留の選択肢は無い 危機気味赤信号で愛されん駄目な手振りで知らんふり要は無礼な人ざっと捨てる上で今再助走のみ嗚呼もう阿呆みたい、夢見から降る童話な…

モウ

​もう少しで手が届きそうな光でその目が眩んでる申し上げ難いけれど それは星の様に遥か彼方妄想だけで生きられたなら幸せだね儲け話はフィンガーボールで手を濡らしてから「もう一歩」の手前で止まって「もう一歩」の手前で止まって設けられた扉は微笑みを…

窓辺に佇む静かなアロエ

​愛想無かった白いこの部屋の窓辺を好んで佇んでる君は「構わないでいい」と強がってるけれど冬の寒さが少し苦手で 返事がなくても会話続けてる離れていてもずっと考えてる ほら こんな僕にも守りたいものがあるグラスの水を注ぐ機会計っている初めてこの部…

美しき慰め

甘そうなアイスのスプーンの裏側に映った世界はとても歪んで でも妙に自然で安らぎを覚えた 遥か先に見える光と触れ合えば平熱の海を漂うための放物線は均されていく 無邪気なまま生まれたエールは時に残酷で見慣れない景色の心地良さに憧れる邪気が生まれた…

トワイライト

途切れる可能性(こと)もあったこのストーリーを明日に残してくれたのはいつも大切な栞でカンバスに深く息吹きかけ普段着で隠してた本能を召喚できたならここで交じり合おう奥まで君の心を刺激したいダリアとストロベリーが教えてくれた愛を以って愛捧げば愛…

テヲ

この場所の空気、塗り変えるためあなたのその拳(テ)が欲しい悲しみと痛み この胸にしまい隠してた牙に差し出した光見るだけだった場所に今は立てる過去を捨て去るために洗う右手未来拓くため動かす左手海を切りながら進んだ弓張る水平の先に感じる希望を無…

砂と雫

僕が空白ならば時間は通り過ぎる首元を擦り抜ける絹の滑らかさで 例えば陽の光が円を描いた日の 夜空に煌めいた美しい光も 瞬きの間も世界は動く 次の季節の前に今を残して 風で消えない足跡を刻み それぞれが憶えている景色を愛して 僕に降る砂を零さないよ…

夜明け前

目の前に続く階段見上げた後ろから腕を引かれそうになったゆっくりと僕を邪魔するあの日の面影は雨のような棘になった溢れ来る光なら、闇の方が綺麗で咲いていた花に憧れた心も隠さないで誘う指は振り払った気付かない? 光なら、闇の方が明るかった夢は千切…

マンゲキョウ

ランプ消したら何も見えなくて自分だけの世界に迷った昨日まで使っていたシフターは大事なもの落としていたため息も笑う声も同じように白い息ならバラバラになってた幸せを寄せては繋げてまつり縫いモノクロで描いたクールな未来とは少し違っても万華鏡のよ…

折り鏡

そのとき僕は ふと立ち止まり今日まで歩いた道 振り返る曲がりくねった轍の傍に寄り添っている色んな足跡カレンダーをめくってみても明日(あす)の行方は 見えないまま時が経ち僕たち二十歳の袖に手を通し目を瞑った一人で生きることはできないやっと気づけ…