邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

works-歌詞

英雄の旅立ちに

旅立つあなたに流す涙も隠して眩しいその先へ 出逢いは若葉の頃 白い羽根と一緒に未知なる世界に触れ 力任せに頂に立ち 強い風に晒されても何処から吹いているかは確かめず あの日の望まなかった別れを想ってただ叫び続ける二度と戻ることのできない節刻まれ…

結局、独りよがり。

歌を歌わなくなった後の 募る思いを吐き出せる方法は見つかるかな 既に不安で パラソルの影に覆われた 青いラベルのお酒でさえも すぐに温くなっていくから 躊躇なく捨てられそうな気になる 朝、この空いたボトルに ありったけの愛を込めて あの港町を想って…

ありがとう、優しい世界

取り残されないはずの世界で 水面に漂う一人きり 総てに開かれし扉でさえも 届かない 陸の上 頼みの綱は糸よりも細く 捕まえる希望も掴めない 空のボトルを投げつけるだけの一人芝居よ 言葉を理解して 呼吸も違わないのに 手の届く水際の向こう 埋め尽くした…

インディビジブル

どうしてまだ こんな場所で 何も出来ずに止まっている 間を埋めるカードならば 泳がすように手放している 似ているだけでは揃わない すれ違いばかり繰り返し 叶わぬことを知りながら そっと呟いた あの言葉 迷える旅が終わるように どうかお願い 傍にいて 二…

叶いの岬

望みの粒がひとつ、またひとつとこの手から静かな音をたてながら零れ落ちていくから 心の部屋の天井に並べられていた明るい灯りもあと僅かに 貝殻を拾い集め 無心で磨いて並べました誰にも邪魔させない居場所を守るため 白紙の思い出たちが記憶を埋め尽くし…

カウントダウン2023

昨日まで当たり前にあったものですら価値を失っている一日の朝と夜が同じ日だと信じられない日もある 超高速のタイピングで書き換えているのは世界の仕組みだけじゃなくて僕たちの頭の中もなのかも? だから今日もこの板に立って変わる景色のウェイヴに乗っ…

花のように

誰も彼も定められた時の中を生かされているそこに意味を探しても実は何にも見つからない 太陽が出れば笑って 雨が降れば心傷み強い風が吹けば折れないようにじっと耐える 命を授かりし時に春が始まり 夏になれば大人への階段を上る 生きている限り誰かに守ら…

銀色の星と青い月

疑わなかった白夜に陽が沈んで「永遠」の難しさを知る 最上の愛情を以て共に過ごしたものさえ俄に旅立つ 迎えの使者たちは記憶さえ連れて行くけれど助けてくれた手の美しさは色褪せない 煌めく命の果てに紡がれていく言葉は溢れる感情の波 留まることを知ら…

セイメイ

何を理解して追いかけるのか何を望まれて尽くすのか日常に潜むエスコートに沿えばいつの間にか名前を失って もう戻れない船の上でも櫂を漕ぐなら波に逆らう方を選ぶ この場で声明を 心を揺さぶる舞を黙っていたら仲間が見つからない やさしい言葉で嘘をつく…

弓を鳴らす

「このままじゃ終われない」秘めていた思いを知らない世界の中で 打ち明けてくれた 瞳には映らない時の扉の向こうで自然も人も悲劇を産むけど 今日はいつよりも新しい。朝日を浴び笑顔のままで見送れるように 弓を いつまでも穢れなき歩みを続けてほしくて霧…

乱反射

混沌の中も忘れられない二度と戻れない場所がある樹海を逃げるように飛び出して今居るのは長い空白 歴史を紡ぎ直したい人よ夢を見ずただ明日を見よ目的地のない車輪のように擦り減りながら走り続けるだけ 日差しを懐かしむ度奈落の底の深さを知る久しく昂れ…

a(1nth)?

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フィリア

静か過ぎる夜中 ふいに目覚め抱いた胸騒ぎ 開ける扉 肌を切る風 戻れぬは覚悟の上飛び出して、ひとり目的地は知らないけど 思い込みなら 笑って忘れまた日常に 戻れば良いから 止めない祈り 今は予感が振り払えるまで 走っていく 霧が晴れても 消せない心の…

エターナル・ラヴ

蜘蛛の巣の上は名前を捨てて暴力性を手にした生き物で溢れている自分に出来ないことは恥じぬまま無意味に冷たい高みの見物ばかり 他人が纏わせる幻想のヴェールから抜け出せずに苦しんできたけど 涙を隠して 相手にしない素振りで歴史から学び講ずべき術を得…

見えない愛の糸の存在を感じてしまいソワソワして色んな術により君を詳しく 知るため探りでも「じゃあね」とずっと接しさせぬまま どうせ少しもこの時間は報われないとか思われて仕方ないから一生出せない波動写真で想い誤魔化し続けるのも気が滅入るしそう…

この歌が生まれたように

これまで抱えてきた苦しいことなかったことにして毎日笑顔で生きていくなんてそんなのできるわけないから無数に絡まる蔦さえ愛して全てを身に纏い重みを増してく体でそのまま歩みを止めないで 約束を 果たせずに いつまでも悔やむこととか思い切り笑えずに一…

ひとはひとり

人は皆一人で誰も同じじゃないだからお互い違う(たがう)ところを全てさらけ出して わかり合えれば ほら繋がりが生まれ 星座を描ける 人の波に泳ぎ疲れ小さな城に閉じ籠り音も光もない時間を過ごしたくなるねそんな時は躊躇わずに心を折り畳んでみれば内側の…

ドゥリモンスタ

(アルヒトッテオキノドウグヲミツケタモンスターハ ジェリーフィッシュノシゲキヲマカロニノアナカラウッテ) 故意に堕ちて 足りない言葉並べてまるでフィッシング 甘い反射を選んで (アイニーダラヴ アイニーダラヴ) ジャンプしたなら 全てがよく見えて…

御色直し

愛おしそうに林檎を持つあなたが届けてくれたオセロ 甲羅のように閉ざしたままうけとれなかった僕の弱さ 理解しがたいあの絵画のような日々 (だから)清く正しく歩いていたい春が通り過ぎないように 静かな講堂にてバイオリンを奏でる あなたが青く染まるよ…

ニュー・レトロ・ラブ

薄暗い照明赤のソファはベロア ここにいるだけで大人になれる 懐かしい景色と新しい刺激で 体の中で高まった体温で戦えるよニュー・レトロ・ラブ 空っぽのグラスが白く曇るほどに 魅了されて虜になっているこの場所だから得る愛がある 現実を忘れて現存する…

波物語

創造性も想像力も欠けた者ばかりの波物語 錚々たる有名人が総出で騒々しく煽る造反 看病した人の愛を知っても3秒にて失忘、滑る羨望 大量の陽性者を出して追加された医療の稼働要請

あの日君が生まれなけりゃ

急ぎ足で入り口を閉ざし我慢できずに扉開け放ち また慌ててやり直せど 連鎖はもう止められない そして 夢にまで見た 煌めきすらも諦めてる 硬く築き上げたものさえ 崩れなくても使わねば無駄になる あの日君が生まれなけりゃ 誰も不幸にはならなかった 何も…

美と刺激

深い夜まで待てば出会える綺麗な花がある 太陽のもとで見る蕾でさえ美しいのに 薄紙にくるまれても傍にいれば恍惚と 稀に得る刺激浴び 思わず疼く親指 止まないでいてお願い、燦 これ以上の悦びは知らない 露わになれたなら何も怖くないよ 沈む音さえ掬いた…

ヘッドライト

傘も差さずあてなく歩いていた 真夜中、一人きり 闇の中でこの身を貫いてく 白い中央線 鍵の開いてた箱に 触れた途端 裂け始める 景色、届かない声、香りさえ何処かへ去って 今にも沈んでしまいそうな舟の 上に載せられる ただ一つの言葉は何? 未来像は今宵…

グラデーション

時間と音を隔つ魔法のドアを急いで閉めて 気も靴の紐も緩めないまま 迷い込んだ森を思い返して あの時 どちらからか どこかで 素直になって 立ち止まれたらな 濡れて肌に張り付いた シャツをハンガーに掛けたら 少しずつでも乾いていく それと同時に 寒空の…

長い旅の終わりに

ねぇ君とあの日見た夕陽のことをいつまでも憶えているのは可笑しいかい? 遠い 遠い 日々を手繰り寄せ相も変わらず今を生きる糧にしてる 長い旅の終わりにも必ず明日が待っているよだから燃え尽きないで立ち止まるには早過ぎる ねぇ君が僕を嫌いだった日々も…

自由な火の鳥

綿よりも軽いシナリオと彩りのない映像で海に向かって歩く度割れていく波を記録する 無数にそびえるアンテナに届くことなく墜ちていく 砂の日々、風に流され遠ざかっていく台風の目の中で立ち尽くして、独り ひとりでも狭いこの路地ですれ違えど、ただすり抜…

さようなら

生きてきた時間の半分以上をかけて嘘のように煌めいたあなたを追いかけた 鈍い鉛色した変化のない空に毒よりも綺麗だった虹を架けてくれた 真っ暗だったこの場所も 実は宝箱の中で光を照らしたらちゃんと輝けることを知った 静寂の夜空に舞う蛍の群れや一面…

青雲之志

永永無窮なんて亀毛兎角、夢中説夢 人生は薤露蒿里、浮雲朝露、夢幻泡影 ほら、苦髪楽爪 今を耐えて、禍福倚伏 所詮 滄海一粟 勇往邁進して有頂天外へ 何時でも物換星移、世運隆替 好機到来の後の千荊万棘 傷弓之鳥にならず百折不撓で 斉紫敗素そして捲土重…

クモ

街角に溶け込んだスーツを身に纏っている「クモ」時折口角を上げ会話をしながら下見をする 誰が持つ何を狙うか手に入れたら何処で落ち合うか見えない道を頭の中で繋げていく 壮大なプロジェクトのため集ったプロフェッショナリスト不可能を可能にする技術と…