邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20180822 発信と受信

読者が少ないなりにも、当ブログを通して言葉の発信をしている私。
各種メディアから発信される情報について違和感を覚えない日がない中、政治的なものや宗教的なもの等、デリケートな内容については、極力言及しないようにしていますが、今日は黙ってはいられない気持ちになりました。
今回取り上げたいのは、この記事。↓↓
このような記事が、知名度の高いYahoo! JAPANのニュースページに掲載されている事態。
ちなみに、いずれリンク先が消えてしまった時のために、記事の内容をできるだけ端的に説明すると…
① 水島宏明氏(当該記事の執筆者)は、とあるホテルで13人分の宿泊を予約した。
② 水島氏以外のメンバーは各自で宿泊を手配することとなり、水島氏は12人分の予約をキャンセルした。
③ にもかかわらず、高額なクレジット決済が発生した。
④ 実は、①よりも前に水島氏は「ゲスト」アカウントで、同様に13人分の予約をしていた。
  その際に、メールアドレスの誤入力によりメールが届かず、そのまま失念していた。
⑤ ④で利用した旅行サイトとホテルが、本件の責任の所在を曖昧にしていると断言。
  教訓として、これらのサイト及びホテルを「絶対に避ける」よう当該記事でアドバイスしている。
というものです。

私は、その旅行サイトは利用したことはありますが、ホテルの方は利用したことがありませんのでサービスの質について正確なことは計りかねます。
しかし、それでもなお、本事案については、水島氏の過失のみにより発生したのは明らかで、それを棚に上げて旅行サイトとホテルを名指しで批判し、利用を「絶対に避ける」よう教訓として全世界に発信するのは、至極間違っていると確信します。
サイトやホテル側が本件の責任について明確に応えられなかったのも、そもそも水島氏にしか責任がなかったため強く言えなかったのでしょう。
水島氏は、記事の冒頭で自分に過失がある旨を触れてはいますが、それは批判回避のための保険のようなものでしかありません。

執筆者の質を修正するのは困難です。
だからこそ、質の低い記事を掲載するか否かのウェブサイト側の判断力や、不幸にもそういった記事に接してしまった時の私たち受け手の情報リテラシーの大切さを、今一度訴えたいと思います。
皆さん。
あなたが発信しようとしている内容が、確かなのか、誰かを不必要に傷つけていないかを今一度確認をしましょう。
あなたが見聞きしている内容が、著しく偏っていないか、意図的に触れていない部分はないかを今一度確認して下さい。

水島氏の執筆者(そして教育者!)としての評判はさておき、この記事に出てくる旅行サイトやホテルについては風評被害が起きてほしくないと切に願います。