邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20190621 「以下」「以上」「未満」とあと一つ

文書作成時にストレスを感じるのが、ものの範囲を示すとき。


ある基準を含む時は、「以下」と「以上」という簡潔な表現があります。

しかし、問題はその基準を含まないとき。

きっと多くの方は、「未満」と「を超える」と表現しませんか?

 

 

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「未満」という体言止めに対して、「超える」という動詞を並列するのもモヤモヤしますし、表などを作成する際に「を超える」のためだけに幅を広げないといけないのも億劫です。

いっそのこと、令和発の新語として発明を試みた方が良いと思っています。

 


大切なのは、使いやすさや馴染みやすさ。

私は、以下の2点が重要だと思います。


・二字熟語であること
・「以上」と母音が似ていること。


一つ目の「二字熟語であること」について。

先ほども述べた通り、「未満」と並べた際に文字数が合わないと、レイアウトをする上で美しくありません。
せっかく字数の自由が利く新語開発なので、ここにはこだわるべきでしょう。

 

二つ目の「『以上』と母音が似ていること」ですが、「以下」と「未満」が奇跡的にも同じ母音で構成されています。

このため、「を超える」にあたる新二字熟語についても、「以上」と母音を合わせることで、日本人の耳と口に馴染む言葉として定着が早まるものと思っています。

 

これらを踏まえ、私なりに考えてみました。

その答えは…

 

「既超」(キチョウ)。

 

「未満」は「未だ満たず」。

それに対する「既に超える」としての「既超」が、程良い対比となっているかと。

また、「既超」は「以上」との母音の統一も達成しております。

 

「1,000円未満、1,000円以上」
「1,000人以下、1,000人既超」


いかがでしょう?

 

言葉は、多くの方が使うことで市民権が得られていきます。
よろしければ、皆さんで使っていきませんか?

 

そして、いずれは広辞苑への掲載を目指していきたいものです。