現在30代中盤の小生。
ふと、自分が今でも好きな(年上の)アーティストたちは、自分の年齢の頃にどんな曲を書いていたのかが気になって調べてみました。
[Single]
Masquerade
[Album]
13
2002年にTOUR GOOD-BYE 2002!! "BEAUTIFUL DAYS"と銘打った131本ものライブを行ったSADS。バンド史上最長のツアーでしたが、ドラマーの左腕神経麻痺に伴う長期離脱による公演の振替やその後予定されていたホールツアーの中止等、困難の多いものとなりました。
ツアー後にリリースが予定されていたアルバム「13」も、当該メンバーの体調不良により十分なレコーディングが行えず、苦肉の策としてインディーズ作品であった前作のリミックスを収録する等して乗り切ることに。
この作品を最後に、2010年の再始動前までバンド活動が停止することとなります。清春さんにとって、悩み多き頃だった時期ではないでしょうか。
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[Single]
YAH YAH YAH, Sons and Daughters ~それより僕が伝えたいのは~, You are free, なぜに君は帰らない
[Album]
RED HILL
CHAGE and ASKAの30代中盤の頃と言えば、セールス上の絶頂期。
個人的には、「TREE」「GUYS」「RED HILL」が、J-Popの領域を超えたC&Aの大作3部作だと思っています。
日本中が、そして少しずつ世界が彼らに注目していたこの頃。小学生だった私は、「何てかっこいい人たちだ」と目を輝かせてライブ映像を見ていましたが、今、自分が丁度その年代に到達していたようです。
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B'z
(松本孝弘さんが30代中盤の頃)
[Single]
ミエナイチカラ,Real Thing Shakes
[Album]
LOOSEとSURVIVEの間
(稲葉浩志さんが30代中盤の頃)
[Single]
HOME, ギリギリchop
[Album]
Brotherhood
松本さんが30代中盤だった頃が、B'zの音楽的の変換期だったようです。上記のシングル「Real Thing Shakes」と次作「FIREBALL」と言えば、デジロックでデビューしたB'zがシンセサイザーを使用をしなかった画期的な作品であり、"B'zはRockバンドである"という宣言が、大きなインパクトを以て行われた時期でした。
一方、稲葉さんが30代中盤の頃に、アルバム「Brotherhood」がリリースされています。シングルの「ギリギリchop」といえば、ミリオンヒットを出したアーティストとしては稀に見るハイテンポで激しい楽曲。高音が続くサビ、終盤でのシャウト等、ボーカリストにとってハードな一曲です。
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[Single]
ハネモノ,水色の街
[Album]
三日月ロック
本作は9.11同時多発テロから丁度1年後のリリースとなっておりますが、テロ発生当時、草野マサムネさんはその事態に対して音楽が持つ力は余りにも無力であると感じ、自らが歌う意味を見失っていたそうです。
それから時が経ち、「自分の音楽で、人々の不安を取り除くことはできなくても和らげることができるのでは」という考えをもつことができるようになり、本作の制作に至っています。
その結果、前作「ハヤブサ」では自分たちのやりたいロックを解放しましたが、「三日月ロック」では「弾き語りでも良い曲と思ってもらえる曲作り」のもと、どこかに優しさを感じる一枚に仕上がっています。
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振り返ってみると、「あの頃」のアーティストの様々な表現活動が今の自分の年齢でなされていたと思うと、驚くばかりです。
私はプロアーティストでも何でもありませんが、それでも「何か」できることはもっとあるんじゃないか、と改めて思い直すことができました。
アーティストの歴史を追う際、「○○年に○○をリリース」のように、「時期」を振り返ることはあると思いますが、その人の年齢を軸に紐解いていくことで、少しだけ深くその曲や歌詞を味わえる気がしませんか?