邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20190828 ウェブの世界に願うこと

 

Twitterをはじめとしたウェブの世界に、心から願うことがあります。

それは、「一度発信した内容は、発信者の意志だけでは削除できないようにしてほしい」、ということです。 そうすることで想定されるメリットは次のとおりです。

 

1 発信者が、発信する内容に対して慎重になる

いわゆるバカッター動画やデマなど、人を傷つけたり不快にする情報が飛び交うようになりました。

そのような悪質な発信を行った者が、投稿を削除してウェブ上から逃亡することを防ぐことができます。

(但し、バカッターやデマにより被害を受ける方の救済のためにも、適切な第三者により削除ができる仕組みは必要だと考えています)

 

2 発信者が、発信する内容に責任を取らざるを得なくなる

上記と似ていますが、悪意があるか、無自覚かという点で違いがあります。

昨今、安直なイメージや勝手に貼られたレッテルを以て、人(特に有名人)を厳しく糾弾する風潮が強くなっています。

中には、誤解や実態とかけ離れた内容が叫ばれていることも。

現状では、自分の発信内容が間違いだったと判れば、その発信を削除すればよいだけですが、それができなくなることで、自分が発信する一つ一つが正しいのかどうかを精査するでしょうし、その内容により責任を持てるようになると考えます。

 

3 発信者が、事前に綿密な文章校正を行うようになる。

プロのライターの記事を見ても、紙媒体に比べウェブ媒体の文章の方が、誤字脱字が圧倒的に多く発生しています。

これは、「ウェブ記事は後から修正ができる」という潜在意識の表れでしょう。

執筆業の質の低下を防ぐためにも、後戻りのできない環境の方がよいのではないかと考えています。

 

以上、3点のメリットを挙げましたが、発信した内容が簡単に取り消せなくなることによる、世界のデジタルデータ量の圧倒的な増加は懸念されるところです。

このことによるサーバの維持コストや電気消費など様々な影響は計り知れませんが…。

 

本記事の趣旨としては、この無責任な価値観のまま人間が人間生活を営んでいくことへの危惧だけでも伝わりましたら幸いです。 

 

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 本日の写真作品:acworksさんによる写真ACからの写真