建設業に勤め、教育に関心がある、ということから、地域(宮崎)や日本の将来について考えることがしばしばあります。
もちろん、研究者の方の考えの質と比べると、くだらない独り言のようなレベルですが。
そうして未来を考える間に、色んなベクトルが頭の中をよぎり、そのどれもが間違いではない気がするのが難しいところ。
例えば、
宮崎は、高校卒業後の若者の定着率の低さが課題である、というのも頷けるが、一度県外や海外を経験して、また帰ってきてほしいとも思ったり。
今後は、情報機器を使いこなすことが大前提となる時代となるので、教育段階初期の頃からタブレットなどの機器を用いた教育が良い、とも思いつつ、小さい頃は原理原則を身につけるためにも機械に頼らない学習をしてほしいし、人間だけが持ち合わせている「書く」という能力が今後も損なわれず綺麗な字を書ける人に育ってほしいのでアナログでの読み書き計算等の鍛錬は無くさないでほしい、とも願ったり。
地域の方々が学校にて無償で教育活動の補助をしてくださるのはとても素晴らしい活動であることはわかりつつも、無償という点でシステムとしての持続性に疑問を感じたり、安全上不安が拭えなかったり。
宮崎がもっと都市化して、若者が「田舎に住んでいる」と思わせない街にすることで宮崎に定着する、もしくは帰ってきたくなるように仕向けるのがまちづくりの鍵である気もしつつ、そんなことをしても東京には勝てないのだから全く違う魅力の醸成を図った方がいいのかも、とも思いつつ。
恐らく、こんな話は、自分の中だけで考えるよりも、他者と意見をぶつかり合わせることで磨いていかなければならないのでしょう。
本ブログ「ギャラリー個と場」が、そんな私の思考の足跡になって、その過程で地域や社会の役に立つヒントの欠片を残していけたら、と思っています。