邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

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得意げな顔で月を待ち望んでいた
素直に本当を言えなかった
淵まで足を寄せられてしまったなら
苦痛が普通になってしまいそうで

大人にもなれぬ素振りは
どこにも行けない 後に道は無い

無くせない、このまま
傷抱えた、その身と歩いて
ゆっくり墜ちて行く涙と流れてく


つたない言葉は目を瞑り受け止めて
予期せぬ知らせは地に埋めて
告げる科白を飲み込む最中の背中の震え方を
尽きるまで失うことはないだろう

飛び越えられないその長い河に
映るは、浅い、弱い、笑い顔なのか…?

無くせない、このまま
夜更けの寒いこの身削って
二度と伸びぬ先を感じて塞ぎ込もう


呼び捨てて来た普通の葉を
必死に拾って繋げてみた
過去を「今」から解き放つため
最期に掴んだのは、確信と切なささ


無くせない、このま
傷抱えた、その身と歩いて
ゆっくり墜ちて行く涙と流れてく

無くせない、このまま
夜更けの寒いこの身削って
二度と伸びぬ先を感じて塞ぎ込もう