邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20180103 2017年の紅白歌合戦

明けましておめでとうございます。

新年から、過去を振り返る投稿となりますが、今日は紅白歌合戦について。

2017年の紅白歌合戦は、近年で一番見応えがあったように思います。

その最大の功労者は、なんと言っても総合司会の内村光良さん。

総合司会といえば、これまではジャニーズや女優が務める紅白組の司会の補助、もしくは会場を盛り上げるための「象徴」としての役割を担っていたように思いますが、今回は「内村リーダーと二宮さんと有村さんによる司会チーム」という「布陣」のような印象を受けました。

また、2016年紅白では、タモリさん・マツコデラックスさん・ピコ太郎さん・シン・ゴジラ等、たくさんの場つなぎの演出がありましたが、2017年はその辺りも全て内村さん(扮する各種キャラクター)が務めることに。

これにより、さまざまな演出が一つの番組としての一貫性が強まったわけですが、内村さんが昨年比で何人分の役割を背負っていたでしょう。

また、もちろん総合司会者としても、声の張り方は申し分なく、また台本を感じさせない自分の語り口での温かな進行も、出場者との距離を縮め、皆でつくる紅白にするという、従来にはなかった雰囲気づくりに一役買っていたのではないでしょうか。

今回の内村さんの抜擢は、近年の紅白の中でも群を抜いて成功だったと思います。そして、結果として視聴率が低かったようですが、この時代における今回の視聴率は、その低下を最低限にとどめた、と評価すべきだと考えます。

現場回しは本当に大変ですが、その見本ともいえる姿を目の当たりにして一年を締めくくれたことで、「自分も、今年もいい仕事をしよう」と感じることができました。