邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20190401 新元号案

元号「令和」が発表されましたが、私も素人ながら考えていた案がありました。

 

それは、

「孝道」(こうどう)

という案。

 

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筆ペン一発書き。

 

これまでの元号の出典元が四書五経であったことを踏まえ、私も四書五経に照準を当てていました。

 

ウェブ上で四書五経を色々と読む中で、「孝経」の一節が目に留まったのです。

 

それが、以下の一節。

 

「身を立てを行ひ、名を後世に揚げ、以て父母を顕はすは、の終りなり」

 

(現代語訳)

「立派な人物になり、正しい道を実践し、名を後の世までも高く掲げて、それで『あれは誰の子よと』父母の名を世に広くかがやかせる。それが孝行の終わりなのだ」。

 

血の繋がった家族や親族の間で受け継がれてきた天皇家

それぞれの時代にそれぞれの大きな山場があったでしょうが、平成もまた、大災害に多く見舞われる等、激動の時代だったように感じます。

その中、天皇陛下は自ら被災地に足を運び、被災者を励まされ続けました。

 

膝をつき、目線を合わせてお言葉をかける天皇皇后両陛下の姿には、それまでとのギャップから、当初は疑問の声が上がっていたそうです。

しかし、「天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもって」続けてこられた天皇陛下の姿を通じ、どれほどの国民が救われた思いをしてきたことでしょう。

 

その天皇陛下の譲位を受け、新天皇となられる皇太子様も、これまで築き上げられた国民の象徴としての歩みを引き継がれていく様が、上に紹介した孝経の一説で表現できるのでは、と考えておりました。

 

 

蓋を開けてみれば、今回の「令和」は万葉集からの出典ということで、私は検討のスタート地点から躓いていたわけですが、新元号公表にあたり、自分が住む国のこれまでをこれからのことに思いを馳せるきっかけをいただけたのは幸せなことです。

また、私だけでなく多くの国民の関心が寄せられた(政府広報オンラインにアクセスが殺到するほど!)ことも、この国の未来がまだ安心できる材料ではなかったかと思っています。

 

令和スタートまであと1ヶ月。平成の残り一カ月間をいい形で走り抜きたいと思います。

 

 

追伸:

今日から令和がスタートすると勘違いする人が、あまりにも多くて眩暈がしそうです。