邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

見えない愛の糸の存在を感じてしまい
ソワソワして色んな術により
君を詳しく 知るため探り
でも「じゃあね」とずっと接しさせぬまま

どうせ少しもこの時間は報われないとか
思われて仕方ないから一生出せない波動
写真で想い誤魔化し続けるのも気が滅入るし
そうしてまた永遠の無力を知る夕暮れ

蛇の目で未来目隠ししたり
生涯変わらないとぼやいたり
未練や不安すぐに消す癖
習得したい思いには沿わせず
純粋なまま抜け出せぬ僕

どうせ少しもこちらに振り向かないとは
砂粒の中生きてきた僕なら悟れる
邪念を熱波で吹き飛ばせない度 情緒が乱れるし
習性に忠誠に生きる日々が戸惑わせる

見えない愛の糸の存在を感じてしまうとは
見えない愛の糸の存在を感じてしまうとは

この歌が生まれたように

これまで抱えてきた苦しいことなかったことにして
毎日笑顔で生きていくなんてそんなのできるわけないから
無数に絡まる蔦さえ愛して全てを身に纏い
重みを増してく体でそのまま歩みを止めないで

約束を 果たせずに いつまでも悔やむこととか
思い切り笑えずに一人落ち込んだこととか

片方の靴どこかに置き忘れ それでも振り返ることはできず
ただひたすらに前だけを進んだ
心も足も傷だらけのまま

朝日が昇れば事態が好転するなんて信じて
何にもしないで寝て起きるだけじゃ
世も動きようがないよね
明るい未来を描いていくため迎える闇がある
沈める時間は底が見えるまで真直ぐ堕ちてみる
仮面を何枚つけてもその下の顔は変わらない
鏡の前に立つ自分をいかに受け入れ、超えられるかだけ
心の居場所を視点の真ん中から少しずらして
青空から大きな景色を見てそれを探してみて

片時も離さずに大切にしているものがある
これだけは譲れない、頑なにそう思えるもの

今歩いている道を選ぶため 泣く泣く諦めた好きなことを
出来る方法なら幾らでもある
そうしてこの歌が生まれたように

目の前の景色をどう映すかは自分が決めている
爽やかなる青か憂鬱の青か
同じ色に別の意味を込めながら生きていくなら心が喜ぶ方を選び
生まれてから今までのその全てを背中に抱えて

世界の中心に自分を置くと皆から嫌われる
でも嫌われないように生きてしまったらそれでもいつか嫌われる
見えない風を読んで目的地に向かう鳥のように
流れを掴んでその中で自分の個性輝かせ

その両足を引っ張り続けている消したい過去もあるだろう
いつまでも復讐に心を燃やす敵だっているだろう
それらを皆含めて今あなたはこの世界に生きている
抱えるものは増え続けれどその歩みを止めないで

ひとはひとり

人は皆一人で誰も同じじゃない
だからお互い違う(たがう)ところを
全てさらけ出して わかり合えれば ほら
繋がりが生まれ 星座を描ける

人の波に泳ぎ疲れ小さな城に閉じ籠り
音も光もない時間を過ごしたくなるね
そんな時は躊躇わずに心を折り畳んでみれば
内側の自分と初めて向き合える

そして見えた枠が相手と一ミリでも重なれば奇跡

人は皆一人で誰も同じじゃない
だからお互い違う(たがう)ところを
全てさらけ出してわかり合えればほら
繋がりが生まれ星座を描ける

きっと誰もが一度は味わった いっときの嫉妬心を
じっと耐えて一個だけでいい
自己のいいところを認めてみよう
一人ひとりの中にいる ヒーローなら色とりどり
二兎追っても一兎もヒットしない
地層の宝石まずは探そう

そしてまずは自分が 好きな自分になるところから始めて

人は皆孤独でだから人を求め
言葉を遣って心を交わし
空気を作り合って調和が始まれば
数ある星から星座が生まれる

曖昧な自分でい続ければ
大体な塩梅の関係しか築けない、が
案外それを否定したいがための歌ですらない
毎回満開の花で快感得られる程簡単にいかない
対外的とそうでない自分を采配しながら徘徊しよう

天神行きのバスの中思い出す
天真爛漫許された時分や
円陣組んだ青春の日々 前進できず立ち止まった時
先進的なことはしなくてもいい
全員と仲良くなれとは言わん
エンジンをまたかけられた時に
年輪を一つずつ重ねていこう

ドゥリモンスタ

(アルヒトッテオキノドウグヲミツケタモンスターハ
 ジェリーフィッシュノシゲキヲマカロニノアナカラウッテ)

故意に堕ちて 足りない言葉並べて
まるでフィッシング 甘い反射を選んで

(アイニーダラヴ アイニーダラヴ)

ジャンプしたなら 全てがよく見えてきて
褒め称えたり美辞麗句プレゼントしたり

(アイニーヂュアラヴ アイニードゥトゥスクリーム)

会わないでね 光は求めないで
暫くは傍においでにならないで
夢を見せてる夢に溺れる夢の中

心弾ませるスタンドじゃ 使いきれぬテレパシー
そろそろ勢いのまま さぁ! オーエス オーエス
リアルで惹きつけるんだ

 

着飾って 後悔するなんて
シークレットシューズみたいで恥ずかしいな
夢から逃げる夢も醒めちゃう? 願うは…

心が痛まない日常 そんな普通が欲しくて
ここは空虚だけの都 SOS
こちらで自然にいたいな

でもまだ痛いな

御色直し

愛おしそうに林檎を持つ
あなたが届けてくれたオセロ

甲羅のように閉ざしたまま
うけとれなかった僕の弱さ

理解しがたいあの
絵画のような日々

(だから)
清く正しく歩いていたい
春が通り過ぎないように

静かな講堂にて
バイオリンを奏でる

あなたが青く染まるように
全て綺麗に染まれるように

ニュー・レトロ・ラブ

薄暗い照明
赤のソファはベロア

ここにいるだけで大人になれる

懐かしい景色と
新しい刺激で

体の中で高まった体温で戦えるよ
ニュー・レトロ・ラブ

 

空っぽのグラスが
白く曇るほどに

魅了されて虜になっている
この場所だから得る愛がある

現実を忘れて現存するユートピアへ今日もおいでよ
乱れて ミラーボールに照らされ続けよう
ニュー・レトロ・ラブ

いつかこの愛の巣が
姿を消してとして

既に導かれた結合は
引き離されはしない いつまでも繋がっていよう
ニュー・レトロ・ラブ