邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20190313 新時代の封筒の在り方のご提案(検討の経緯を追って)

いくつか拠点を抱える組織においては、拠点間の文書のやりとりの際に、リサイクル封筒を使用するところも多いと思います。

封筒に、送付元と送付先を記載する欄が10~20行程度並んでいる表が貼付してあり、その封筒を何度も使う、というものです。

 

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リサイクル封筒(イメージ)


 

そうやってリサイクルを続けることは大切ですが、組織運営をしていると、郵送物は毎日大量に送られてきます。

そして、未使用のリサイクル封筒だけが溜まっていく始末…。

 

日に日に溜まりゆく封筒を見て、「一般的な郵送にもリサイクル封筒が利用できたら、無駄がなくなるのになぁ」と思った、2019年3月11日。

 

 

ということで、上記写真のようなリサイクル封筒の一般郵送利用化に向けて検討を深めることにしました。

結果、思いついた課題は以下の通りです。

 

①歴代の送付元・送付先の個人情報(住所・名前等)が漏えいする(安全上の問題)

②何度も開け閉めするため、郵送中の故意の開封がばれにくくなる(安全上の問題)

③送付元のブランド戦略上、歓迎されない(送付元のイメージ戦略の問題)

④受け手が綺麗な封筒で受け取らないと不快感を覚える可能性がある(受け手の感情の問題)

 

 

①・②の安全上の問題については、「表のラベル化」と「通し番号」で解決できそうです。

送付元と送付先を記載する表が一行ずつラベルになっていて、一件送付が終わる毎にラベルをはがすことでプライバシーを守ります。

そのラベルの各行に数字を付し、それと連動した数字シールで後ろを封することで②の解決にもなれば、と。

 

③の送付元のイメージ戦略の問題について。

もちろんどんな相手にもリサイクル封筒を利用していいとは思いません。

しかし、軽微で事務的な内容の郵送にリサイクル封筒を使用することで、組織としての環境活動に取り組む姿勢のアピールに代えれば、むしろそれはチャンスになるのではないでしょうか。

似た事例として、とあるホテルでは、利用者のチェックアウト後、環境への配慮を理由に新品のトイレットペーパーに交換しないことを宣言しています。

このように、コストカットを「環境への配慮」へリフレーミングをすることで、むしろプラスに代えていく方法があるのです。

 

④の受け手の感情の問題については、普及すればいつかは当たり前になる、と。

 

 

以下、メモを書いてみましたが、突き詰めると「リサイクル用専用封筒」と「専用ラベル」を両方開発しないといけないかもしれません。

封筒自体は、一度買えば何度も使えて、ラベルだけ買い足していく方法でしょうか。

 

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20190311 memo



 

 

…と、ここまで検討をしたのですが、ラベルは表の形でなくてもいいと気づいた3月12日。

冒頭の写真のような、既存のリサイクル封筒のイメージに縛られていたようです。

 

とすると、封筒の1/4~1/3程度のサイズの、貼って剥がせるラベルに、宛先等情報を記載する欄と切手貼付欄を設ければいいだけかもしれません。

その時点で、課題①(情報漏えい)は消えました。

 

強度のやや強い封筒に、そのラベルを貼って送付し、受け取った人は、それを剥がして新しいラベルを貼って、次の郵送に利用する。

郵便局員の方は、そのラベル内に収まるように消印を押す。

 

さらに、課題②(郵送中の開封の懸念)についても、「貼った面に跡が残らない開封防止シール」というのがあるそうなので、こちらも技術の進化が解決してくれそうです。

 

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加えて、そのラベルを各組織のVIに沿った独自デザインで作れば、課題③(送付元のイメージ戦略)も解消します。

 

 

おや。

あとは社会の理解だけで、実現できそうな気がしてきてしまいました。

 

 

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20190312 memo


 

誰か、共同でプロジェクトを組みませんか。

民間も行政も巻き込んで、まず宮崎からリサイクル封筒を一般化出来たら嬉しいです。