邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

人といる場所

人には、人といる居場所が必要なのだろうと思う


ひとりでいることが好きだ、という人は
自分と相性の合わない人と過ごす時間が苦痛なのだろう

その苦痛を避けたいことを、「ひとりでいることが好きだ」と括ってしまっているのだろう

自分と相性の合う人といる場の居心地の良さを知らない人は、その必要性を想像できないかもしれない


しかし、だ

世を動かす循環について考える

例えば人間の生命活動に最低限不可欠な衣食住について考えても
ひとりで成し得ることなど何も無いと言って過言ではなく

そんな生物が、ひとりでいることだけを選んで生きていくと、
世を動かしている循環を遮り、全体の調和を崩すことは明らかだろう


さらに、孤独でいる決意の意味について考える

生まれた時、優しく母に抱かれるように、死ぬ時もまた誰かに手を握ってもらえなくてよいのか

たとえたったひとり愛せる人でも、せめて喧嘩相手でも、自分の存在を認識する人が誰ひとり存在しなくていいのか

そのことを理解してなお、ひとりを好きでいることを極めようというのか


ひとりでいることが好きだ、と思い込んでいる人へ

少しの苦痛を伴っても自分と相性の合う人と出会うための努力をしてみてはどうか

どうしてもその場所の居心地が悪ければ、もう行かなければいいだけだ

自分以外の人と認め合え、褒め合え、笑顔を分かち合えた時にきっと実感できるはず

人には、人といる居場所が必要であることを