20190315 リスク低減措置の優先順位
2018年9月に晴れて第一種衛生管理者の資格を取得したわけですが、その中で学んだリスクへの取り組み方について最近の実体験で通じるものあったので備忘録として書き進めます。 kuniaki.hatenablog.com
身の回りにある潜在的な危険性や有害性を見つけ出し、これを除去・低減することをリスクアセスメントといいます。
そして、その除去・低減には優先順位があり、その順番に沿って対策をとっていくわけです。
優先順位は、以下のとおりです。
1 設計や計画の段階における危険性又は有害性の除去又は低減
↓
2 工学的対策
↓
3 管理的対策
↓
4 個人用保護具の使用
最近の実体験で通じるものがあったと述べましたが、先日のブログでも触れた「2歳児を育児しながらアイロンをかけると、子どもがやけどする可能性がある」件です。
勿論、夫婦で育児をしているなら、一人がアイロンをして、もう一人が別室で育児をする、ということでいいのでしょうが、バタバタしていると、そううまくいかないこともあります。
このリスクに対して、「リスク低減措置の優先順位」に沿って対策を考えてみます。
1 設計や計画の段階における危険性又は有害性の除去又は低減
→これは、本件では「アイロンを使用しない」ことが当てはまります。
2 工学的対策
→本件では「アイロンをしている周辺をベビーガードで囲い、子供が近づけないようにする」「子どもの手が届かないくらいアイロン台を高くする」等が当てはまります。
3 管理的対策
→本件では「子どもが寝た頃にしかアイロンをしない」といった内容が考えらえます。
※本来は「アイロンがけをしている人には近づかない」など危険を被る側の対策も必要ですが、2歳児には順守が難しいので、アイロンがけをしている側の管理的対策となります。
4 個人用保護具の使用
→本件では、「やけどをしないように、子どもに耐熱服を着用させる」が考えられます。
以上が、今回のリスク低減措置の優先順位となります。
先日ご紹介した、アイロンがけを必要としないアイシャツ(i-Shirt)の購入は、「リスク低減措置の優先順位
」の中でも、最も優先度が高い「危険性の除去」が達成されていることがわかります。
アイロンから解放された喜びから、またアイシャツの話に至ってしまいました。
お粗末様でした。
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