邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20170730 メイソウパレット

2015年以降活動を停止しているバンド「メイソウパレット」。
2013年の結成時、別のバンドでメンバーだった2人の「線」と久しぶりに再会した同級生2人の「線」が、インターネットによって結ばれました。
検討の結果そのメンバーで活動をしてみることとなった4人は、バンド名をどうするか、夜のファミレスで話し合いを実施。
時間をかけてアイデアや雰囲気を提案していく中で、次のような方針が固まっていきました。
●キラキラしていなくて、イタくなくて、サブくないもの
●アルファベットではなく日本語を使ったもの
●既存の言葉でなく、ウェブで検索してもヒットしないもの
この方針のもと検討を重ねるうえで、「二つの言葉の組み合わせがいい」となり、その内の一方は、個性派が揃うメンバーがそれぞれの色を保ちながら活動をしたいということから「パレット」に決定。
最後は、様々な言葉とパレットを組み合わせていった結果、多様な解釈ができるカタカナの「メイソウ」が選ばれたのです。
その「多様な解釈」については、メイソウパレットのバイオグラフィで以下のようにご紹介したことがあります。

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メンバーそれぞれが思う「いい音楽」を、否定し合わずに楽しむ。
様々な色が一面に集まるパレットのように。
目指す名奏、纏う明装、焦る迷走、耽る瞑想…
どれも外れではないが、どれも正解ともいえない。
単純に、メンバーそれぞれが思う「いい音楽」を、否定し合わずに楽しむ。
そんな時間が過ごせればいい
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そんな始まりから約2年の活動を駆け抜けた中で、私を含めメンバー全員にとって大切な出会いがありました。
それは宮崎県西都市出身のバンド、「RASNICHECK」。
メイソウパレットのデビューライブでトリを務めていたこのバンドとは、当日の打ち上げで既に意気投合。
その後、何度も共演し、2015年に開催した「メイソウパレットpresents ダリアとストロベリー」でも会場を盛り上げてくれました。

奇しくも「表現者が集い、化学反応が起きれば」との意図で企画されたこのイベントで、出会ったのがRASNICHECKのギターボーカルNAOYAと、同イベントにソロで出演してくれたボーカリストmion。

こんな縁があって結成されたnaoyaとmionからなるユニット「7030ナオミオ」が、2016年の結成以降、素晴らしいパフォーマンスのライブ活動を経て、本日晴れてCDデビューを果たしました。

そのミニアルバムのタイトルこそ、
「メイソウパレット」。

バンド「メイソウパレット」は決して休止前の活動期間は長くはなかったものの、naoyaとmionにとっても思い出に残る存在だったのだろうと感じております。

そして、上に述べたメイソウパレットのバンド名の方針「既存の言葉になく、検索で引っかからない」は、今日のこのミニアルバム発売により崩れることとなります。
しかし、このことは、メイソウパレットという言葉が脱皮を遂げた嬉しい出来事。この名が7030ナオミオにとって大切な言葉として世に発信されれば大変光栄なことです。

7030ナオミオによる全6曲入りのミニアルバム「メイソウパレット」。

タイトルのとおり、様々な個性の曲が並んだ充実の一枚です。
ぜひ聴いてみてください。
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