邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20191103 教員のビジネスマナー

先日まで、勤務先にて高校生のための体験学習を企画・運営いたしました。

こうした中高生を受け入れる事業の度に気になっていることがあります。

 

それは、「企業へ挨拶に来られる教員の方のビジネスマナー」です。

 

私の勤務先で行う体験学習では、冒頭にオリジナル名刺作成と名刺交換の練習の時間を必ず設けています。

そして、体験学習生に、その後期間中に出会う社内外の人たちと名刺交換をしていただくのです。

これは、名刺を交わして挨拶をすることが、社会人の第一歩であるという考えによるもので、毎回ブレずに実施しています。

 

そんな中、企業へのお礼の挨拶と生徒の様子の見学を兼ねて、担当教員の方が来社されることがあります(それも、大抵がノーアポ)。

 

その際、教員の方は自身の名刺を持たずに、ぎこちない仕草で私の名刺を受け取られるのです。

きっと、中高生にとって、「先生」は頼りになる存在。それなのに、「先生は一歩学校を出ると、名刺交換一つもできないんだ」と思われることにメリットはないでしょう。

少なくとも私がここ数年で担当した体験学習において、公立中学校・高校の教員は100%名刺を持っていませんでした。

その方々が、総じて初めての企業挨拶だったならまだしも、そうでないのであれば、一度名刺を渡された時点で「自分も名刺を持たなければ」と気づいていただきたいものです。

何度企業側から名刺を渡されても、教員は名刺を持たなくていいという潜在意識があるからこそ、毎回「すみません、名刺が無くて…」で切り抜けようとする思考になるのでしょう。

 

あくまで、今回来社いただいた教員の方や、これまでご挨拶にお越しいただいた方々を悪く言うつもりもなければ、不快感を覚えたわけでもありません。

 

教員の世界における文化が、企業人のそれとは別物であるというだけであることは承知しているつもりです。

 

ただ、教員の方々も立派な大人である以上、社会に出た際に学外の方と対等に挨拶ができる程度のビジネスマナーは備えていた方が、何かとよろしいのではないかと思っています。

それが、社会経験を積もうとしている体験学習中の中高生が目の前にいる場面では尚更です。

 

これをお読みいただいている教員の皆様、教育関連機関の皆様、ぜひご一考を。