邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20210507 録画し過ぎる現代のためにスマートグラスの進化を望む

近年、スマートフォンの普及により、録画という行為が身近になり過ぎています。

特に印象だったのは、近年のオリンピック。
開会式における選手入場時に、スマートフォンを片手に行進する選手が急増しているのは、皆さんも実感されているのでは。

それ以外にも、地域のイベントや子供行事等、録画に勤しむ人が大変多くなってまいりました。
自身が観覧者のときだけでなく、当事者である際にも、です。

その結果、「今、この瞬間」を五感で噛みしめる機会がなくなってしまったのではないかと思っています。
また、拍手をする場面であっても、スマホで録画をしているために拍手ができず、その場にいる人数に対して拍手の音が大変少なくなってしまう事態も、私自身しばしば遭遇するようになりました。

今いる場面を、そして想いをどれだけ共有するかではなく、いかに上手に録画するかに注力してしまう人ばかりになっている気がするのです。

 

これは悲しい事態ではありますが、一旦根付いた「簡単に映像に残す」という習慣を失うことはできないでしょう。

そう考えると、今思いつく最適な解決策は、ウェアラブル端末の進化と普及です。

 

スマートグラス等の開発が進んでいますが、そういった端末を通じて、日常生活を送りながら、記録に残したい光景や情景を意識せずに録画できるようになれば、今一度、目の前で起きていることに心から感動できる日々が訪れるのではないでしょうか。

現代では、未だ見た目に大がかりなスマートグラスが限界のようですが、いずれ見た目にも自然な製品がリリースされることを期待するばかりです。