邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20190616 きかんしゃトーマスが新シリーズから旧シリーズに戻っている件について

2019年4月から最新の第22シリーズがスタートするという宣伝がなされていましたが、いざフタを開けてみると、2019年4月7日から5月19日の7週間の放送を最後に、旧シリーズの再放送に戻っています。

 

この理由ですが、本場イギリスでの放送ペースは日本とは違い、この第22シリーズも年間で26話しかない点にあります。(イギリスでは、2019年5月から既に第23シリーズに突入。)

 

日本では毎週放送される同番組。しかも一週につき2話放送されますから、ストックは13週分。その内、7週分(14話)は放送されているので、単純計算でも今後年度末まで月に一度新シリーズの回があるかないかということになります。

 

ソドー島を飛び出し、世界をテーマにした第22シリーズ。Eテレによると、次回のこの新シリーズの放映は季節などを考慮して2019年末以降に編成されるとのことですが、軽快な新オープニングテーマも魅力的なだけに、少しでも早い新シリーズの放送を期待したいところです。

 

www6.nhk.or.jp

20190613 『愛のprisoner』を描き続ける作詞家・稲葉浩志

B'z LIVE-GYM 2019 Whole Lotta NEW LOVE鹿児島公演参戦の余韻を引きずっている私。

 

そんな中、作詞家・稲葉浩志について、以前からぼんやりと考えていたことを書き起こしてみようかと思います。

 

稲葉さんの歌詞を並べてみると、ところどころに同じテーマやキーワードが登場します。

それは、「人は(相手の)全てのことを知ることはできない」「でも、真実を知りたい」「だから、疑ってしまう」というものです。

 

※以下、完全に個人の見解です※ 

そのストーリーは、「SURVIVE」の「DEEP KISS」から始まる。

ここで描かれている主人公は、彼女にずっと嘘をつかれながら浮気をされており、大変大きなショックを受けた。

以降、彼は、ダメージを引きずり続け、稲葉浩志の詞作品にてしばしば描かれることになる…

 

 

そんな妄想を前提にすると、様々な作品同士で、ストーリーと感情のバトンが繋がっていきます。

例えば… 

 

 予想通りあの娘は逃げちゃったいっさいがっさい持ってかれました

 やはり現実は渋い わかってる、わかってるって、ハヤかったり、

 ヘタクソだったり、 やたら気がきかなかったり、そりゃ他の男でもできるわ

 (「DEEP KISS」より)

 

ここで受けたショックから、「知りたい欲」に駆られ、相手を疑ってしまう人生がスタート。

  

 うたぐり深いやつになっちゃったのは 週刊誌のせいじゃない オマエのせいでしょ

 でも真実を知ることがすべてじゃない

 (「Liar! Liar!」より)

 

[rakuten:book:11595960:detail]

 

 

続く、Al「Brotherhood」でも、このショックは続きます。

 

 恋におちていけば 疑心暗鬼 被害妄想

 あらぬ想像だけがふくらんでって そのうちはじける(中略)

 ひろがるウワサに 人生をコントロールされて

 なにも確かめないで 誤解のまま戦争する気かい?

 (「その手で触れてごらん」より)

 

「戦争」という言葉の選択に、稲葉さんの抱える並々ならぬ感情が感じとれます。

後述の「雨だれぶるーず」にも「大量破壊兵器」という表現が出ますが、こうした語彙が登場する一定の「モード」があるのでしょうか。

 

さて、この流れで同アルバム収録のヒット曲「ギリギリchop」を読むと、傷ついた自分を奮い立たせる曲のようにも聞こえてきます。

 

 ギリギリ崖の上を行くようにフラフラしたっていいじゃないかよ

 それでも前に行くしかないんだから 大丈夫 僕の場合は。

 (「ギリギリchop」より)

 

 

 

次にリリースされるAl「ELEVEN」の序盤は、愛に縛られる世界観が全開です。

 

 失態を繰り返すこんな愚か者には

 去りゆく人をとめる力は もうまるで残っていない(中略)

 嘘でもいい聞かせてくれ 本気で僕と生きていたと

 信じるくらいいいだろう

 (「信じるくらいいいだろう」より)

 

 あなたのどこを念入りに探しても僕を受け入れる場所ないでしょう(中略)

 あなたのもとを去れない永遠に ほんのちょっとの愛 そんなの欲しがって

 痛い目にあうと 知ってて追いかける ほんのちょっとの愛 そんなんとひきかえに

 絶ち切れぬ鎖につながれた愛のプリズナ

 (「愛のprisoner」より)

 

 

 

その後、しばらくこの手のテーマは影を潜めますが、Al「THE CIRCLE」の爽やかな楽曲「アクアブルー」では、珍しく相手の女性側からの視点で描かれています。 

 

 わたしのことを どれだけ知ってるの 言ってみてよ 聞かせてみてよ(中略)

 あなたが部屋をノックしてる頃 わたしは誰かの腕の中に

 (「アクアブルー」より)

 

また、同Al収録の「BLACK AND WHITE」は、「彼」の悩みが全面的に表れています。

 

 「白黒つけたいんだ 灰色はいらない 勝ち負けを知りたいんだ 引き分けもいらん」

 永遠に続く悩みのリングさ 哀しいBLACK AND WHITE(中略)

 永遠に続く憂いの理由は 自分自身だと最期まで気づかないまま 

 (「BLACK AND WHITE」より) 

 

 

 

次作Al「MONSTER」においても、包み隠さずに心の叫びを収めた大作があります。

 

 夕べ誰とどこまで行って どんな楽しいことしてたの?

 ああ 知りたい いや 知りたくない

 あるのかないのか まだはっきりしない確たる証拠を求めて

 始まります 疑惑の大暴走(中略)

 恋の炎は 消えたはずなのに 知らない横顔見せられ またいやらしく燃えてくる

 今さらそんな権利も甲斐性もないのに 裏切りを許せない 馬鹿だろ(中略)

 何がおきているのか てんでわかっちゃいねえ

 さがしてるものは どこにあるの ほんとは何も 見つからないで欲しい

 (「雨だれぶるーず」より)

 

 

 

「BLACK AND WHITE」「雨だれぶるーず」は、曲調も重くずっしりとした作品でした。

ここがピークだったように思いますが、以降の作品でも、女性絡みや嫉妬等を抜きにしてもチョコチョコと冒頭に述べたキーワードが散見されます。

 

 じんわり確実に今日も宇宙は膨らんで、キミとの間も離れてゆく

 がっかりしてるに決まっている 勝手に想い さらに離れる(中略)

 ただ呆然と失うのはイヤ ボクはもっとキミを知りたい

 (Al「MAGIC」収録 「TIme Flies」より)

 

 すべて知るのは到底無理なのに僕らはどうして

 あくまでなんでも征服したがるカンペキを追い求め

 愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに

 (Al「MAGIC」収録 「イチブトゼンブ」より)

 

 明かりの下に集まったなら 笑い語り合う仲間

 でもきっと誰も 互いのことをわかりあうのは不可能

 人はバラバラな生き物それを忘れちゃいけない 

 (Al「MAGIC」収録 「MY LONELY TOWN」より)

 

 すべてを知ることなんてできないよ だから 目を閉じて祈る

 (稲葉浩志ソロAl「Hadou」収録 「赤い糸」より)

 

[rakuten:book:13718714:detail]

 

 

そして、令和元年。

ついに「彼」はその殻を破ることが出来ました。

それが、Al「NEW LOVE」に収録の「マイニューラブ」。

 

いくら思いが強かろうと良い塩梅に愛されない

現実を知った朝のSunlights 骨身に沁みて痛い(中略)

 

新しい恋のようなもの見つけに行こうよ

愛しすぎちゃったあの人はもう戻っては来ない

正解は他にあるマイ・ニュー・ラブ (中略)

 

愛しすぎちゃったらそれはもう愛じゃなくなる

学んで目線変えてマイ・ニュー・ラブ(中略)

 

愛しすぎちゃうのと幸せはまた違うこと

正解はきっとあるマイ・ニュー・ラブ

(「マイニューラブ」より)

 

過去を振り返りつつも、ついにそれを振り払って、新たな愛を見つけることになりました!

時代も変わり、いよいよ心機一転!

 

…かと思いきや、同Alにてこんなことを嘆いています。

 

恋の滓(かす)がまだ残っている

辛いくらいに溜まっている

いつになったらこの俺は太陽まで飛んでいけるの

冷たい魔法を解いておくれ

(「恋鴉」より)

 

やはり、「彼」はまだダメージをひきずっているようです…。

 

 

日本において圧倒的な人気を誇るB'z。

歌唱力、演奏力、ビジュアルなど様々な「強さ」を持ち合わせ、「完璧」といっても過言ではないユニットでありながら、歌詞から見え隠れする男の「弱さ」を伴っていることが、人を惹きつける要因の一つになっているかもしれません。

 

以上、あくまで完全に個人的な妄想に基づく稲葉さんの歌詞紹介でした。

 

 

 

追記:

もう一つ、稲葉さんらしい歌詞として私が思い浮かぶのは「皆にいい顔して好かれようとしている男」の描写です。

こちらも時々顔を出す傾向にあり、最新Al「NEW LOVE」の「Da La Da Da」でも登場しました。

 

「らしさ」が滲み出る詞作品。だから言葉は面白いのです。

 

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20190608 B'z LIVE-GYM Whole Lotta NEW LOVE 初日公演(鹿児島アリーナ)速報

※この記事はネタバレを含んでおりますので、見たくない方は本ページから離脱されてください。

 

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30周年の節目を超え、サポートメンバーも一新して臨んだツアーの初日。そして、B'zにとって令和初のライブでもあります。

そんな貴重な公演に、運よく当選し、本日参戦してまいりました。

 

今回の体制は以下の通り。

 サポートメンバー

  Brian Tichy (Drums)

  Yukihide “YT” Takiyama (Guitar)

  Mohini Dey (Bass)

  Sam Pomanti (Keyboard)

 

「まだ付き合いも浅いので、(MCで)どう触れていいかわからない部分もある」という趣旨の発言を稲葉さんはされていましたが、演奏は流石のプロ集団。圧倒的な演奏力で2時間半のステージを魅了していただきました。

 

特に、ベースのMohini Deyさんのプレイは、ソロパートなどの見せ場も多く、会場からも驚きの声が何度か上がっていたように思います。

 

演出も、ステージ両脇に設置された縦型のLEDディスプレイをはじめ、狼を彷彿とさせる装飾やステージの高さを出すお立ち台など、ライブの途中途中で様々なセットが登場し、場を盛り上げるための細やかな工夫に嬉しくなりました。

 

セットリストも、最新作「NEW LOVE」からの楽曲を中心に、既存曲もヒットシングルが散りばめられて新旧のファン共に誰もが大満足できる内容に。

 

秋まで続くこのツアー。これから少しずつさらなる進化を遂げることと思いますが、各会場でB'zなりの新しい愛に満ち溢れたステージが展開されるはずです。

 

 

セットリスト(20190608 鹿児島アリーナ

  1. マイニューラブ
  2. MR.ARMOUR
  3. WOLF
  4. 俺よカルマを生きろ
  5. トワニワカク
  6. 今夜月の見える丘に
  7. 有頂天
  8. ultra soul
  9. 恋鴉
  10. ゴールデンルーキー
  11. Rain & Dream
  12. SICK
  13. マジェスティック
  14. 裸足の女神
  15. RED
  16. イチブトゼンブ
  17. Still Alive
  18. デウス
  19. 兵、走る

 En 1. juice

 En.2 さまよえる蒼い弾丸

20190531 午後15時?

営業時間のお知らせなどで屡々見かけるのですが…

 

PM15:00 という表記があると無性に苛立ちを覚えてしまい、

PM12:00 だと夜なのか昼なのかがわからなくなります。

 

・おやつの時間は、午後3時、もしくは15時。

・日が変わるのは、午前0時、もしくは0時。

・正午は、午後0時、もしくは12時。

 

…と信じているのですが、これらで正しいでしょうか?

3と2と1

右手から流れてくる製品が

世に放たれていく過程を左手に見送るだけで

自分自身はベルトコンベアの前から一歩も動いていない

 


そんな感覚に陥る時期がある

 


それでも自分の可能性の中には

手品師が見せる箱の内部のように

空っぽのようでも「今」を飛び出す種が隠されている

 


3と2と1

 


カウントダウンの間隔は千差万別ではあるが

ドラムロールが止まり、視界が明るくなって

拍手を浴びる瞬間は、願えばきっとやってくる

20190520 みやざきミュージックグランプリ

最近、宮崎にて地元の音楽活動を盛り上げようとする新たな取り組みが始まりました。

 

それが、「みやざきミュージックグランプリ」。

 

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みやざきミュージックグランプリWEBサイトTOP

https://miyazaki-musicgp.com/

 

これは、テレビ番組とウェブサイトが連動しており、ウェブサイト上での音楽購入や応援(いいね)によるポイントの一週間の蓄積がランク付けされて、テレビ番組で発表・紹介される仕組みとなっております。

 

昨日、家でDIY作業をしながら、アップロードされていた全楽曲を試聴いたしました。

 

 

世代もジャンルも超えた完全異種格闘技戦の30曲。

私も、素人ながら細々と音楽を作っている者として興味深く拝聴したわけですが、これらを一気に聴くと、そのバラエティの豊富さに多くの刺激を受けました。

 

 

あのアーティストやバンドに影響を受けているだろうなぁ、とか

音楽に求めるものも人それぞれ違うんだろうなぁ、とか

よくSNSで名前を拝見する方はこんな歌を歌われているんだ、とか。

 

 

 

1,000~1,500円のチケット代の負担をお願いしてライブハウスに足を運んでいただくことはハードルが高いのかもしれませんが、100~200円で楽曲を聴くところからでも、身近なアーティストの応援をする機運が高まれば素晴らしいことだと思います。

 

もちろん、100~200円の楽曲購入が低いハードルというわけではないですが、ここまでメディアが整えば、あとはアーティスト側が人々の心に引っかかるだけの魅力・実力を身に付け、感動と違和感(※)を発信していかなくてはいけない番ですね。
(上から目線の発言ではなく、いち作り手とてしての感想です。)

※最近、この「違和感」というのが人々の心を掴むキーワードだと思っています。

 

 

宮崎市街地一体がライブで溢れる「みやざき国際ストリート音楽祭」や、豪華ゲストを招いて一カ月近く開催される「宮崎国際音楽祭」等、素晴らしい行事が揃っている宮崎。

 

このようなイベントやメディアを通じて、さらに音楽で溢れるまちになるといいですね。

 

20190517 Facebookのカラー等変更

 

Facebookアプリのアップデート版が公開され、アイコンやコンテンツのデザインに大幅な変更がありました。

 

アイコンは、これまでのFacebookを象徴する「Facebook Blue」から、明るい色で構成されるグラデーションに。

私事ではありますが、iPhoneのアプリをアイコンの色味と使用頻度で配列している私にとっては、他アプリと色味が近づいて嬉しいリニューアルとなりました。

この色の変更は、Messengerアプリから予感させていたものであります。

 

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私のiPhoneのアプリ配列(before)

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私のiPhoneのアプリ配列(after)



 

また、アイコンの中の「f」の位置やサイズにも修正がされています。

fの字の縦軸がアイコンの中心に据えられることで、より安定的に、ブレない運営をしていくという姿勢を表しているのでしょうか。

 

 

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新旧比較

 

 

アプリ内デザインについても、iOS10で導入された、コンテンツのタイトルが太字で示すルールに寄り添った形となりました。

 

 

 

 

 

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iOS10で導入されたデザインルール(左)と新Facebookデザイン(右)


 

 


そして、興味深いのは、ブラウザ版ではまだ変更がなされていないということ。
(本記事執筆時点 2019年5月17日)


数年前、私が業務で携わったウェブサイト構築では、パソコン版を綿密に作り上げて、スマートフォン版はその中から内容をピックアップした簡易版として位置づけていたように記憶しています。

構築時の打ち合わせのボリュームも、パソコン版とスマートフォン版では大きな差がありました。

 

それに比べて、今回のリニューアルは「優先すべきはスマートフォン向け」という姿勢が明確に見て取れます。

 


時代は、刻一刻と流れています。