邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20160324 番宣の功罪

あまりテレビを見ることのない私も、最近ようやくアメトーーク!は面白いな、と思い始めまして。
DVDを借りてバックナンバーを楽しんだりしてます。
マツコの知らない世界」にも共通することですが、その道にはまりまくっている人が熱く語ってくれると、どうしても興味が沸いてくるものです。
先日見た、「ジョジョの奇妙な芸人」を見て、それまで心底毛嫌いしていた「ジョジョの奇妙な冒険」の第一章を一気に読み切り、素直に「面白いな」と思った自分に驚いたくらい。
私が思うこの番組の魅力は、「好きなことを話したがり」の出演者が、他の猛者も知らないような知識やエピソードを我先にと披露し合う様子。
そして、スタッフが苦労して探し出したであろう、出演者の発言に該当する証拠(マンガの1シーン等)が画面の隅にひょこっと現れる様子.
この組み合わせで、出演者がどれだけその対象を好きなのか、そしてどこに魅力があるのかが伝わり、その証拠画像が現れることで視聴者に向けたさらなる笑いも生まれることで、あっという間の時間になるのだと思っています。

しかし、2016年3月3日放映の「のび太のパパ&ママ芸人」はそれとは少し違ったようです。
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出演者がエピソードを紹介する度に「こちらをご覧ください」と言って、しっかり準備された映像に飛び、その披露も順序よく行われ、お互いの知識に驚き合うこともなく進んでいきます。
時に見解の違いや知識の優劣が出るところも面白いはずなのですが、今回は皆さん競いたがっていなかったように見えます。
なるほど、今回はいつもより入念な台本があるな。
なるほど、それで暴走しそうな芸人は外してるんだな。
なるほど、台本があるからスポーツ選手や歌手も出演できてるんだな。
そんな素人予想をしていたら、最後にドラえもんの最新映画の宣伝が流れたところで合点がいったわけです。
ドキュメントを見てたら青汁の宣伝だったという絶望感は誰しも味わったことがあると思いますが、この週はそれにかなり近いものを味わった気がします。
でも、それが毎週続くわけでもないでしょうから、引き続きテレビ嫌いの私もアメトーーク!は継続して見ようかな、と思っています。