邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20160325 報道ってなんだ

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自民党議員が「巫女のくせに」と発言したことが問題視されています。

また、一人間の言葉尻をつかんで大々的に報道されていますが、他に取材し伝えるべきことはないのか、と思ってしまいます。

この「巫女のくせに」は、本当に女性蔑視の性格を帯びているのでしょうか。

聞けば、ことが起こったのは選挙の必勝祈願の会場であった北海道神宮

そこに所属している巫女さんから、ビジネスで言うところのお客さんである団体のことを「好きじゃない」と言われれば、それは「(必勝祈願を開催している神社の)巫女のくせ」と気分を害してしまうのは理解できる気がします。

また、別の可能性としては、「主として日本の神に仕える女性」(Wikipediaより)が、参拝に来た人の所属団体を見て応対を変えることは適切か、という意味での「巫女のくせに」であれば、それはまた捉え方が変わってくるでしょう。

もちろん、そうじゃなくて本当にただの女性蔑視なのかもしれない。

ただ、そこのところの精査がしっかりとされていないまま、報道されているのであれば、これはただの揚げ足取りであり、政治活動の足かせであり、報道の受け手の時間の無駄であります。

 

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2月にあった丸山議員のオバマ大統領に関する表現の報道もそう。

アメリカではかつて黒人が奴隷として扱われていたというのは、歴史の教科書に載っていることであり、そう言った時代を経て、今、時代は変わったという意味だったとしか聞こえず、そこには何の違和感もなかったのですが。
(ただ、「米国の51番目の州」の方は真意がよくわかりませんでしたけれども。)

昨日述べた「テレビ嫌い」の原因の一端は、こういうところにあります。