邦秋の、ギャラリー「個と場」

宮崎在住のランチタイムミュージシャン、邦秋(くにあき)の頭の中。アイデア備忘録・雑感・お役立ち情報から創作活動(音楽・歌詞・散文詩等)の展示・解説まで幅広く。関心事:DTM・音楽・ロゴ・デザイン・教育・APPLE・効率化他

20200116 機能的なキーケースの諦めと軽量の自転車

持ち物の多い私は、口が裂けてもミニマリストを名乗ることはできませんが、少しずつ自分の持ち物の削減や軽量化を図っています。

今日のブログでは、昨年の暮れから年始にかけて買い替えた2つのアイテムについてご紹介。

 

1. 財布

財布、と謳っていますが、内容としてはこのブログでも何度か言及している「キーケース」です。
(以下、過去の関連記事)

 

直近まで使っていたキーケースが、革が解れてボロボロになったので買い替えを決意。

私の求めた要件は以下の通りでした。

  1. 鍵が落ちない形で収納できる
  2. 車のスマートキーが入る
  3. 紙幣が入る設計である
  4. カードが10枚程度収納できる
  5. カードキー等が使えるよう外側のカード入れがある
  6. 直近まで使っていたキーケースよりも小さい(8.5×11.5×2.5cm)
  7. 30代半ば相応の価格

1.「鍵が落ちない形で収納できる」とは、よくある3つ折り・ボタンどめキーケースのように、鍵の下に隙間があり、知らない間に鍵が落下する可能性があるものはNGということ。

3.「紙幣が入る設計である」とは、検索ワードに[紙幣]と入力しても、小銭入れのようなスペースに紙幣を折って入れることを求める商品が多数あったので、それを除外するための要件。

 

ただ、かなり我が儘だったようで、どれだけ探してもこれら7つ全てを満たすキーケースには出会えませんでした。

そこで、妥協を重ねて今回選んだ商品がこちらです。

妥協ポイントとしては、そもそもキーケースではないということ。あくまで財布の購入となりました。

3.紙幣、4.カード、5.外側のカード入れ、6.サイズを優先し、鍵は小銭入れスペースに入れ、スマートキーは本体外側のリングに付け、30代半ば相応の価格も見送りました。

さらに、内側のカード入れは、カードが2mm程度外にはみ出してしまうという代物。

それでも、直近まで使っていたキーケースに比べてかなりのサイズダウンを実現しましたし、とりあえずこれ以上の物はないだろうということで、しばらくはこちらを使ってみようと思います。

以下、楽天市場からの転載です。

 

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2. 自転車

これまでドン.キホーテで購入したクロスバイク風の自転車「ALBERT HALL」に乗っておりましたが、年季も入ってきたので小さく軽い自転車への新調を検討。

少しでも軽い、3万円程度の自転車を探した結果、次の商品の購入に至りました。

サイクルベースあさひさんの「WEEKEND BIKES 20」です。

ec.cb-asahi.co.jp

 

重量わずか11.4kgで、7段変速もついて税込29,980円というのは破格ではないでしょうか。

私にとって自転車は、趣味というよりもあくまで通勤ツールなので、詳しくもなく拘りもないのですが、20インチというコンパクトさながら、多少アップダウンのある片道5kmの通勤をする上では、全く問題なく快適に乗れそうです。

なお、この自転車の購入に当たっては、楽天ポイントを活用したいと思い、店頭での購入ではなく、「サイクルベースあさひ 楽天市場店」で購入し、サイクルベースあさひさんの店頭での受取をしました。

[rakuten:cyclemall:10044639:detail]

 

これからも少しでもコンパクトでスマートな生活を送っていきたいと思っております。

 

普通の星

いつだって僕等は
当たり前の呼吸を
思い切りしてきた

限りないものなど
ある筈もないのに
知らないふりをして

全ての物は借り物だから
どれも無くさぬよう
ずっと僕等は破壊したがるけど
それでも儚いほどに無力だ

誰も知らない明日を生きていく
次の僕等の居場所にも
特別な力が宿る普通の星を残して

なぜだろう僕等は
僕等という境を
守り続けてきた

何の理由もなく
自分以外の色を
否定し続けてきた

生きていくため生きている人
それを見失って我が為だけに生きている人
全て均して

誰も知らない明日を生きていく
次の僕等の住処はどこだって
居心地の良い世界でありますように

地球では抱えきれないほどに膨らんだ
キキュウがついに宇宙にもガラクタを飛ばした
望まれて産まれて 行き場を無くしている
輪を描けないなら 一度止まって

誰も知らない明日を生きていく
次の僕等の居場所にも
特別な力が宿る普通の星を残して

 

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(写真:おとっちゃんさんによる写真ACからの写真

20200114 JAPANESE MENU

「Corkscrew」という鋭さにゾクゾクし、

「THE ROSE GOD GAVE ME」という神々しさにゾワゾワし、

「官能ブギー」という妖しさにザワザワし、

「Headache and Dub Reel Inch」という難解さにハラハラし、

「Lesson 2」という「らしさ」にワクワクし、

「SOLOIST」という潔さにドキドキし、

 

「JAPANESE MENU」というセンスにただひれ伏す

 

これらに限らず、いつも発売前のタイトルを見るだけで、想像力を掻き立てられ、鳥肌が立つ。

 

 

…何年経っても言葉の選び方一つ一つ才能を感じます。

 

清春さん、永遠のカリスマです。

 

 

 

20200110 結局、発達障害の大人は生きづらい世の中なんだ

2020年1月7日(火)に放映されたEテレの「ハートネットTV」。

番組の内容は、以下のとおりです。

障害のある人やその家族などが体験をつづる「NHK障害福祉賞」。今回は優秀賞を受賞した石川洋子さん(34)の作品「うさぎと一緒に」を紹介する。

明るく好奇心旺盛な幼稚園児の娘だが、時にかんしゃくを起こし暴言を吐いてしまう…。このままでは誰にも理解されなくなってしまう、と焦り、きつく叱っては後悔する母。

発達障害があると診断された娘とどう向き合うか悩み苦しんだ末に、新たな道を歩み始めた親子の体験記を紹介。

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NHKウェブサイトより)

この番組の存在を事前に知っていたわけではなく、たまたま放映されていただけだったのですが、一児の父として何となく視聴。

発達障害を持つ方が増加傾向にあるという話は聞いたことがありますが、どのような人でもそれぞれを「個性」として捉えられ、一人一人がストレスなく生きることが出来る社会が望ましいと思っています。

その点で、今回の幼稚園児の出演を通じて発達障害(の一例)がどういったものかを視聴者に示してくれたことはとても意義深いと思いますし、番組で紹介された幼稚園や病院の対応は、上述したような理想の社会の実現を感じさせる素晴らしい事例でした。

発達障害に対する理解が全国に広がりますように…」
制作スタッフ、そしてプライバシーを晒して出演を決断された石川家の方々は、きっとそういった想いでこの番組に携わったはずです。

Twitter上での反応を見てみますと、次のような感想が見受けられます。

 

一方、こうした声も発見しました。

このツイートに対して、賛同の声が次々と連なっていったのですが、その話の行先がどうしても腑に落ちなかったので、ここで紹介します。

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紹介したツイートを簡単にまとめると…

  • ヘラヘラしていた父親にむかついた
  • その父親もアスペルガーに違いない
  • 母は離婚も視野に入れた方がいい
  • 楽家はズレズレ人間が多い

という内容です。

 

この番組を見て「発達障害を抱えた子供が将来不自由なく生きられる社会になってほしい」と心から思った人なら、「昔は発達障害への理解や診断する文化がなかった。現代の大人の中にも、発達障害を抱えた人が一定数潜在していてもおかしくない。彼ら自身も、彼らの周りの人も苦労しているだろう。そういった方々をも支えられる社会にならなければ」という視点に立てるのではないでしょうか。

しかし、ここで当該父親に否定的な意見を並べた方々は、そもそも医師でもないのに発達障害であると勝手な判断をし、それを前提としつつもその父親の考え方・振る舞い方には理解を示さず、お節介なことに母親に対して離婚の提案までして、挙句の果ては「音楽家」に対して職業差別とも思われる発言をする始末。

子供だから支えてあげて、大人は見捨てるのか。
子供だから許して、大人は認めないのか(結婚すら)。

この番組の視聴後、とても前向きな気持ちになったのに、これらの感想がこの社会の本音があぶり出してしまい、どん底に突き落とされた気分です。

20200106 小室哲哉さんが生む「パワーフレーズ」

しばらく前の話ですが、お笑い番組で興味深いシーンがありました。

その番組は、「さんまのお笑い向上委員会」。
お笑いコンビ「トム・ブラウン」の布川ひろきさんにTRFのSAMさんのモノマネをさせるべく、スタジオ全員でTRFを歌おうという流れに。
そのとき、全員が「♪寒い〜夜だから〜 ラララララ〜ラララララ〜」と歌ったのです。
確かに私も、「寒い夜だから」に続く歌詞が思い出せません。それでも、「寒い夜だから」は覚えているのです。

私は、常々「メロディに沿った歌詞」の大切さを認識しており、私が作詞をする際も強く意識をしています。
その点で、この歌はサビの歌い出しのメロディに対して「寒い夜だから」という「乗り方」が抜群なのです。このようなフレーズを「パワーフレーズ」と呼びたいと思います。

振り返ると、小室哲哉さんはパワーフレーズの創造に長けていらっしゃるのかもしれません。

TRFだけを見ても、ヒット曲の、

・寒い夜だから…
・Masquerade
・BOY MEETS GIRL
EZ DO DANCE
CRAZY GONNA CRAZY 等、

タイトルを見るだけで、その言葉に沿うメロディが浮かびませんか?

オリコンシングル売上ランキングにおいては、「OVERNIGHT SENSATION 〜時代はあなたに委ねてる〜」よりも下位にあたる「寒い夜だから…」。
それでも、布川ひろきさんのモノマネ時の選曲として「OVERNIGHT〜」ではなく「寒い夜だから…」が選ばれたのは、サビの歌い始めやすさ(ただの歌いやすさではなく、歌い始めやすさ)が決め手だったものと思います。

ちなみに、「OVERNIGHT SENSATION 〜時代はあなたに委ねてる〜」のサビの始まりは、"Anyway you want"と歌っているのを、今初めて知りました…。そのくらいの差です。

ところで、先ほど挙げた5曲のうち上から3曲(寒い夜だから…、Masquerade、BOY MEETS GIRL)は、歌い出しからパワーフレーズが登場します。これは、小室哲哉氏が選んだ「売れるための戦略」なのでしょう。

 

 

TRF以外にも、小室哲哉さんはタイトルを読むだけでメロディが浮かぶパワーフレーズを数多く生み出しています。
例えば以下の曲名。ただ読み上げるのではなく、ついつい口ずさんでしまいそうです。

CAN YOU CELEBRATE?
Body Feels EXIT
a walk in the park
安室奈美恵

恋しさと せつなさと 心強さと
篠原涼子 with t.komuro)

I’m proud
華原朋美

 

本来、本稿は「ナンダカンダ」(藤井隆)や「It's My Life」(Bon Jovi)、「パプリカ」(Foorin)など様々なパワーフレーズを探そうと思っていたのですが、書き進める内に小室哲哉さんのパワーフレーズセンスに気づき、彼の楽曲を中心に取り上げる運びとなりました。

 

印象に残る曲や、いわゆる「売れる曲」を目指したいときに、私自身も参考にしていきたいと思います。

20200105 テレビCM

明けましておめでとうございます。今年もギャラリー「個と場」をよろしくお願いします。

 

さて、新年が明けると急増するローカル企業のテレビCM。

率直に申し上げて、それらを見てもCMがなされた企業に対してポジティブな印象をもった試しがありません。

 

CM(広告全般)の制作を行う上で、必要だと思われる視点は次のとおりです。

  • 何のためにそのCMを打つのか(目的)
  • どのような人に見てほしいのか(標的)
  • 標的に対する目的達成のためにどのうな構成にするのか

 

もちろん、CMを作る上で考えなければならないことは上記以外にも数多あるのは当然で、本稿ではかなり削ぎ落としてこれら3点に絞ってみましたが、恐らく私が見たローカルCMの山は、どれ一つとしてこの3点への考慮が伝わらなかったことが、ポジティブな印象を持つに至らなかった原因だと考えています。

 

ふと、思い出したのですが、先日、職場のパソコンのデータ整理をしていたところ、前任者が制作会社から受領したと思われる勤務先のテレビCMの絵コンテ案が発掘されました。

それは、地元の風景を3カットほど並べて最後に会社のシンボルマークを映す、という至ってシンプルなもの。

このCMは実現しなかったはずですが、それで良かったと思っています。

 

年始のCMも、その絵コンテで提案されたCMも、それらを発信することで、どんな人にどんな気持ちになってほしいのかという思考が浅いままでは、依頼主のお金も、テレビ局側の広告枠も、そして辛辣かもしれませんが視聴者の時間もただの浪費に終わると思うのです。

 

15秒という枠にかける思い。

その熱意とセンスを感じる「作品」を楽しみにしたいと思っています。

20191231 2019年を振り返って


 

2019年の初め、「誰かの役に立てる一年でありたい」という年頭所感を残しました。

自分自身で為せたこと、自分が生きてきた中で出会ってきた人と人を結びつけることで為せたこと、様々な実績を残せたという自負もありつつ、もっと優しくなれた瞬間や、もっと柔軟にできた出来事もあったはずだという後悔もつきません。

生まれ出た意味を感じるためにも、2020年は今年以上に人々のためにできることに努めていきたいと思っています。

 

バンド停止中も、ライフワークとして細々と継続している音楽制作活動については、来年はただの配信だけではなく、ワンアクション起こせそうな話が持ち上がっています。

7月。

実現すれば面白いものに仕上がるはずです。また動きがあればこちらにて発信していきたいと思います。

最後に、今年制作した楽曲の歌詞を振り返らせていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2019年もギャラリー「個と場」にお立ち寄りくださり、誠にありがとうございました。

2020年も、好き勝手なことを述べる場になる見込みですが、よろしければたまには覗いてみてください。

 

2019年12月31日

邦秋

 

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写真: RASNICHECK、メイソウパレット、オルスバンド、7030ナオミオ合同忘年会より