自由への憧れ
肉眼では見えないウイルスが
肉眼では見えていなかった人の本音を炙り出している
人は働く
どう働くか、その選択肢の大きな分かれ道は、従属するかしないか
従属することを選んだ人たちは、組織のルールブックに従って
時間、場所、服装など、それぞれにある種の制約を課せられている
そして、たとえ従属者が1億円の仕事を勝ち取ってきても、
その者のその月の銀行口座に大きな波は訪れない
組織は、人を定額にて働かせたいように働かせられるサブスクリプション契約のような方法を用いて、
従属者は、自分を犠牲にして組織のために生きることを約束させられている
片や、従属しない道に進んだ人は
厳しさを伴う自由のもと、あらゆる側面において自らで責任を取ることを選んだ
時間、場所、服装などの制限から解放され、ただ生き残ることができることこそ正解の証
そして今、
ウイルスと人類との戦いが激しさを増し
従属して来なかった者から我が国への不満がぶつけられている
非常事態になって苦しくなるのは皆同じだ
そんなときに起きたときにどうするか、それを考えておくことも「責任」だったはずだ
自由への憧れを捨て切れないまま、ルールブックに従ってあらゆる我慢をしてきた僕は、
自由を得ているあなたたちからその不満の声を聞きたくなかった